福井駅前にある福井県繊協ビルの建て替えに伴い、繊協ビルの地下を通っていた「大名町地下道」が分断されました。
そして、地下街も見れなくなりました。
今回は、建て替え前の記録として残した繊協ビルの姿をここに残そうと思います。
懐かしんでくれたらうれしいです。
大名町交差点北地下道
まずスタートは大名町交差点にある地下道です。
分断される前は、福井銀行のある位置から、繊協ビル、三角地帯、西武方面まで地下でつながっていて、一気に渡ることが出来ました。
福井銀行横の地下道入口と繊協ビルの間の地下道には、上写真のような不自然なくぼみがあります。これは、福鉄の駅のホームへとつながっていたところです。
昔は(そんな昔じゃないけど)、地下から福鉄の駅に行けたのです。
繊協ビル
では大名町交差点地下道から繊協ビルに入ります。
都会にもありそうな味のある蛍光看板。
まっすぐ行って左へ進むと、味のターミナルという地下街へ。
右の階段を上がると、繊協ビル正面入口へ。
まず、右の階段を上がってみましょう。
この都会風な入口です。
こんな入口、もう福井にはないでしょうね・・・。
消滅した繊協ビル地下
さてここからは、既になくなってしまった繊協ビル直通の地下通路へ入ります。
現在の繊協ビルは、来年2021年秋季に終了します。
すぐ横に建てられた新・繊協ビルへ移設しました。
繊協ビル地下道は、その2021年秋季で閉鎖され、この大名交差点の地下道は繊協ビルの地下を通っていたため、必然的に繊協ビル内のエリアは封鎖。つまり、大名町交差点は分断されてしまったのです。
新聞で読んだ内容ですが、地下道の迂回はできないようです。水道管などのライフラインが多すぎるとのこと・・・。
繊協ビル内「味のターミナル」という地下街
繊協ビルの地下にはこんなに素晴らしい空間もありました。
ITOチカ。味のターミナル。
地下街です。「味のターミナル」とあって、飲食店が多くありました。談話室とかいう店もありましたね。
撮影時はもう店はなく、服のギャラリーがあるのみですが、こう、なんていうか、ぷんと香る、昭和のにおいというか、そういう独特のにおいがするんです。
北側から見た地下街。
北側の入口。入口のわくわく感と、味のある「出口」。
すごくいい雰囲気でした。
北口には。佐佳枝廼社が正面にあります。
つまり、この繊協ビル直通の地下道は、「佐佳枝廼社」前にもつながっていたのです。
かなり利便性が良かったのですね。
繊協ビル下の地下道
では、味のターミナルを出て、南側の駅前通りの方に向かっていきましょう。
繊協ビル地下の、写真奥のリボンがある展示場みたいなところは、季節ごとに仕様が変わっていたような気がします(前に春頃に来たとき、桜だった気がする)。
撮影時はクリスマス仕様かな?
そして、エレベーターもありました。これで、地下から直接繊協ビルへ入ることが出来たというわけですね。(上写真には2つしか映ってませんが、4つあります。)
昔は賑わっていたのでしょう。
地下の案内図ですね。駐車場もありましたが、撮影時にはもういけなくなっていました。
謎の広告コーナー。
広告というか、地域PRや豆知識などのポスターが貼ってありました。
ここまでが繊協ビルの室内という感じでした。これより向こうは繊協ビル外で、完全に地下通路です。
しかし、繊協ビルへ続くルートはすべて閉鎖されたので、この向こうの地下道も繊協ビルへの道分が少し削られました。
大名町交差点東地下道
三角地帯付近まで来ました。
写真の道の先が、今来た繊協ビル地下道なので、ちょうどこの場所から閉鎖されました。
もう、この先へ行くことはできないのですね・・・。
大名町地下道は今後どうなるのか
今回は、繊協ビルの地下を来ましたが、もしかしたら周辺の地下道も一新されるかもしれないです。
見てきたとおり、繊協ビル地下道だけでなく、今も残っている大名町地下道もかなり老朽化しているように見受けられます。
それがまた味でもあるのですが、やはり近いうち改修されるかもしれませんね。
周辺を取り上げた記事。
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