伝承・伝説

福井県やその周辺に伝わる伝承伝説や言い伝え、昔話、逸話、民話などを取り上げます。
有名な伝説以外にも、村々には天狗や河童などの妖怪伝説から神社や寺の信仰に関わる伝説、怖い伝説まで存在します。

敦賀市

庚申塚(沓見)の伝説と桜~古の庚申信仰と季節の風景【敦賀市】

福井県敦賀市沓見の敦賀総合運動公園近くの交差点、運動公園西口近くに石の祠がある区画があります。この祠について見て行くとともに春には桜が咲くのでその様子も見ていきます。
若狭町

三方石観世音の伝説~手足の木造・片手観音【福井県若狭町】

福井県若狭町。読み方は「みかたいしかんぜおん」、別名片手観音。その名の通り石に彫られている。普段は非公開で御前立があり、本尊御開帳は33年に一回。境内の写真と共に由緒・伝説を見ていく。
小浜市

若狭浦の名前の由来と古墳「王塚・黄金の鶏」伝説【小浜市】

福井県小浜市内外海地区に若狭という集落がある。若狭小浜の若狭である。なぜこの名前になったのか、その由来を見て行く。またその村に伝わる伝承と古墳の関係も見て行く。
あわら市

土中出現大地蔵伝説~金津惣持寺にある地蔵尊のいわれ【あわら市】

福井県あわら市金津町内の惣持寺境内の山際に大きな地蔵尊が祀られてある。この地蔵は織田信長と一向一揆の戦いの遺物とされており、地蔵橋になっていたものだという。
鯖江市

地蔵橋の伝説~鯖江内北陸道と織田軍侵攻の歴史遺構【鯖江市】

福井県鯖江市鯖江市街地に地蔵橋という地蔵尊がある。今回この由緒と言い伝えを見ていく。かつて織田信長率いる軍勢が朝倉へ攻め入る時、ここ鯖江の長泉寺と争い焼き払った歴史があり、その一つの遺物。後に北陸道の橋となりこの名前が付けられたという。
敦賀市

狐が辻子の伝説「たいことキツネ」~浄蓮寺と三島稲荷神社【敦賀市】

福井県敦賀市大島。ここにはかつて稲荷明神があり、まんが日本昔ばなしの題材となった民話が伝わる。人と狐の穏やかで優しい昔話。その舞台を巡る。空襲でなくなってしまったものもあるが、今も稲荷神社や浄蓮寺が現存しており、伝説を感じることができる。
小浜市

若狭彦姫神社と泊の名前の由来~御祭神と竜宮伝説【小浜市】

福井県小浜市内外海に泊という漁村がある。その中に若狭彦姫神社がある。泊はかつて若狭彦姫が若狭国巡行の際に一泊した場所であり、山の神と海の神の竜宮伝説などもある神にまつわる話が多い漁村である。神社がまさにそれを伝える場所となっている。
登山部

西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳・カモシカ台縦走~常宮登山口から浦底へ【敦賀市】

福井県敦賀市敦賀半島にある山々。常宮神社の駐車場から登る。難易度はそれほど高くないが所要時間が長い。山頂よりも展望台からの眺めが良い。栄螺が岳などの読み方や名前の由来、伝説、名所なども見ていきながら記録。ルートは常宮から登り浦底へと下る縦走ルートである。
敦賀市

常宮神社奥の院の祠~西方ヶ岳の岩場・伝説と口伝の合致【敦賀市】

福井県敦賀市常宮神社は気比神宮の奥宮であった歴史がある。しかしさらにその常宮の奥の院があるのだ。裏山に祠があり、今も祀ってある。どこにあるのか。その行き方の記録と宮司さんの話、高僧伝説を絡めて記録してゆく。
敦賀市

常宮神社~奥宮・龍燈の松伝説など歴史と梅・紅葉の四季【敦賀市】

福井県敦賀市常宮神社は海に面する。気比神宮の奥宮であった歴史、朝鮮鐘、蒙古など伝説と歴史が刻まれる。駐車場は境内にあり。読み方や御祭神、ご利益なども掲載する。雪に蝋梅、秋の紅葉、絶景の拝殿など景観も素晴らしい神社である。
敦賀市

気比の松原の一夜松伝説・歴史と逸話~冬の絶景や石碑など【敦賀市】

福井県敦賀市の海岸線に日本三大松原の気比の松原(読み方は「けひのまつばら」)がある。氣比神宮の社地として名前の由来となっている。歴史の一端を担ったこの場所には、戦時の石碑や歴史、蒙古襲来伝説など伝わり、また四季の絶景も味わえる福井県、敦賀市の名所となっている。
おおい町

島山神社・余永神社~大島の産土神とニソの総社【おおい町】

福井県おおい町若狭大島半島にある神社。ここは大島の産土神と境内社にニソの杜の開拓二十四祖神総社であるとされている神が祀られるとされる。由緒や境内、現地の現在の様子を記録する。
おおい町

大島半島のニソの杜とその現在~禁足地というより…【おおい町】

福井県おおい町大島半島に「ニソの杜」という禁足地とされる場所がある。ニソの杜とは何なのかというと簡単に言えば家ごとのお社が祀られている森のこと。古くからの祖霊信仰らしい。心霊などと一緒に検索されることも多いようではあるが、全く心霊とは関係なく聖なるもので、むしろ失礼なのでやめましょう。
おおい町

熊野神社(下三重)~由緒御祭神と毒蛇伝説【おおい町名田庄】

福井県おおい町名田庄三重の下三重にある神社。歴史が古く神社の境内が神さび、参道も長い。祭神や社由緒を見ていくと共にこの神社に伝わる毒蛇の伝説を見ていく。駐車場も近くアクセスは良い。
おおい町

つるべおろしの怪異~名田庄三重の峠に伝わる伝説【おおい町】

福井県おおい町名田庄三重山田に伝わる怪物の伝説。峠を通る人を殺したという怪異。「王大将」とも言われる。今でも石碑が残りその伝説を偲んでいるというので、集落の人にも聞き込みをし、その所在や実際に伝わる話などを調査する。
勝山市

泰澄大師御生母廟所(墓所)七重塔と五輪塔~泰澄の母と勝山について【勝山市】

福井県勝山市毛屋の県道17号線沿いに泰澄の母の墓であるといわれる場所がある。なぜここに泰澄の母の墓があるのか。その史跡の歴史と由緒はどのようなものか。毛屋は勝山でも特に古い土地である。