当記事は福井県内の彼岸花の名所や穴場スポットを一覧で紹介します。
福井県には一乗谷や吉野瀬川などの名所がありますが、ここではそんな名所に加えてあまり知られていない穴場スポットまで嶺南嶺北越前若狭多くの場所を紹介します。
当記事について
当サイトは実際に訪問した物を記事にしているので、彼岸花の名所はこれからも訪問するたびに、どんどん更新して増やしていきますので、2023年も確認していただければと思います。なので、彼岸花のスポット量においては、かなりの情報量になっていく可能性があります。最初は地域に偏りがあると思いますが、徐々に広範囲になっていくと思われます。
個々の訪問レポートが多くなってしまった所は、個別のページもありますので、そちらで詳しく見ていただければと思います。
アクセスや大体の開花時期見頃なども書いていきますが、見ごろについては年によって違うと思うので、毎年他の情報媒体でも確認してください。(※本記事では私が訪問した日付で紹介しますので、その年の開花時期の保証はできません。)
福井市
一乗谷朝倉氏遺跡
彼岸花の名所として有名な一乗谷です。
唐門の正面などで朝倉氏遺跡の遺構と共に撮影する場所もおすすめですが、一乗谷のいたる所で咲いているので、いろいろ見回って見つけるのも良いと思います。
特に群生しているのは、唐門の広場と道路との間を流れる一乗谷川です。この川沿いには唐門付近だけでなく一乗谷一帯に群生しています。
なぜか川沿いにある彼岸花も、どこか川を渡る三途の川を彷彿とさせるのかもしれません。
朝倉遺跡にはなぜこんなにも彼岸花があるのか不思議なくらい群生しています。
織田信長によって滅亡させられた朝倉氏ですが、そんな悲劇の歴史を思わせる様に彼岸花が咲き誇っています。
訪問したのは9月20日前後。
3割咲いて、3割つぼみ、3割散っていたという感じでした。一気にすべて咲くところが見るのは難しいかもしれません。
最寄り駅は、JR越美北線一乗谷駅から徒歩で行けます。メインの唐門の広場までは徒歩25分程度かかりますが、それまでに見所が多くあり、その道中でも多くの彼岸花を見ることができます。
無料駐車場も多くあります。
東大味集落
朝倉氏遺跡と併せて見ておきたいのが、この東大味地区です。
東大味は歴史的にも価値のある場所で、明智光秀が朝倉に仕えていた時に居住した土地になります。近年大河ドラマ「麒麟がくる」で有名になり、整備もされました。
また、朝倉と併せてこちらも彼岸花が多く咲いており、田んぼ沿いや明智神社との共演も日本の風景を思わせるもので、とても美しい風景です。
詳細は独自の記事に書いてあります。
足羽川堤防 桜橋~九十九橋間
福井市内のまちなかを貫く足羽川ですが、そんなまちなかの堤防沿いにも彼岸花が群生している場所があります。それが足羽川の桜橋から九十九橋の南側の堤防、ピリケンがあるあたりです。
ここには、赤い彼岸花だけでなく白色の彼岸花も群生しています。つまりは紅白のめでたい共演が見れる場所なのです。
この共演を街中で見れるスポットも稀なので、ぜひ押さえておきたい名所です。
赤だけがいいという方もいると思うので、そんな方用に赤だけが群生している場所のあります。そんな多様性のある場所です。
訪問したのは9月20日前後。
最寄り駅は、JR福井駅から徒歩16分。
駐車場はありません。
新田三がの白山神社
エルパ近くの集落、新田三がの一つ「新田本町」にある白山神社は隠れた名所スポットです。
観光化されているわけでもなく、本当に田舎の集落ですが、これぞ穴場スポットと呼べる場所です。だからというわけではありませんが、集落の方の迷惑にならないよう、またこの景観を壊さないように考慮しなければありません。
近くにアピタ・エルパのある商業地帯がありながらも、この集落はそれのはずれにあるひっそりとした集落です。またこの白山神社もその町の神様として鎮座しています。そんな場所に一面に咲く彼岸花は、有名所にはない独特の聖地の雰囲気をかもし出しています。
別記事で詳しく紹介しています。他にも写真を載せています。また、白山神社についても記載しています。↓
訪問したのは2021年9月20日前後。
アクセスなどは別記事内で記載します。
敦賀市
高野の梅農園
敦賀の東、高速道路沿いに高野地区があります。
その高野地区の南に梅農園(梅林)がありますが、その梅が植えてある場所に彼岸花も群生しているのです。ただ、敷地内は万が一のことを考えて入らないように、外側から撮影します。
梅の独特の低い木々と一面の彼岸花が、ここでしかないような世界を生み出しています。相性抜群です。
訪問したのは9月25日前後。しかし、もうほとんど色あせていました。満開の時に来たらもっとすごいのでしょう。
北陸自動車道敦賀ICから車で4分です。
駐車場はありません。
笙の川堤防(笙の川橋北東岸)
訪問したのは9月25日前後でしたが、ほとんど見頃を終えていました。
しかし、堤防の陸地側に多くの彼岸花があり、100メートル程彼岸花の群生が続いています。満開の状態で見たらおそらく埋め尽くすほどすごいことになっていたのではないかと思います。
近くにはジョーシン、ゲンキーが入っている建物があり、商業地内にあるので、買い物ついでに見に行くのにも良いのではないでしょうか。
最寄り駅は、JR敦賀駅からバスに乗り換え、卸売市場前で下車徒歩6分です。
金ヶ崎宮
観光名所としても有名な金ヶ崎宮。毎回お世話になっております。
ここには彼岸花の群生があるわけではありませんが、なんとも可愛らしい彼岸花の開花のお知らせ板が掲げられています。彼岸花の絵も描いてあって、観光名所としてこの季節ならではの光景なので見ておきたいです。
この看板だけで眼福。
ちなみに奥の方にちゃんと咲いています。
最寄り駅は、JR敦賀駅からバスに乗り換え金崎宮で下車。
駐車場は金ヶ崎緑地に広い駐車場が整備されてあります。
小浜市
北川の土手
2022年9月25日前後撮影。
小浜市の国富・今富地区の間を流れる北川。
その土手に彼岸花が多く咲いています。まだまだ蕾も多くありました。時期が合えばもっと密集した様子が見れることでしょう。
基本、北川の今富側の堤防の方に咲いていて、私が訪れた時はちょうど草刈りがなされた後だったらしく、彼岸花がとても映えていました。
結構長い距離あるので、この堤防を歩きながらゆったりしてみるのも良いと思います。
最寄り駅は、小浜駅から徒歩23分。
尾崎のサンマイ
撮影は2023年9月30日。
見頃でした。見ごろといっても、あまり人が寄り付くところではないです。「彼岸花のスポット」として出すのも少し渋る場所ではあります。それでもなぜ掲載したかというと、あまりにも美しかったからです。サンマイ、ここはいわゆる「埋葬地」です。国道162号線からも見ることができます。
最寄り駅はJR小浜駅から徒歩47分。
小浜ICから自動車で4分。
越前市
吉野瀬川(上太田)
越前市市街地の西側、シピィの裏辺りを流れる吉野瀬川両岸に彼岸花が群生しています。
ここはメジャースポットになりつつある場所です。吉野瀬川周回ルートなるものも存在して、桜と彼岸花がおすすめされています。観光化もされているのです。
距離にして580メートル程です。
彼岸花が密集している場所もあって、かなり見ごたえがありました。蛇行している吉野瀬川と併せて撮ると、「彼岸花と川」というなんとも理想的な光景を写すことができます。
ただ、彼岸花が見ごろという情報が出たらすぐにでも来た方が良いです。
私が訪問したのは9月25日前後でしたが、ここの彼岸花を摘んでいく方がちらほらいらっしゃいます。元々地域の物ですので、その地域に根付いているものでしょう。なので、早めに見ておかないと数が減ってしまうので、見ごろという情報が入ったらすぐ行きましょう。
最寄り駅は、JR武生駅からバスに乗り換え上太田バス停で下車、徒歩2分。
駐車場はシピィ裏が一番良いと思います。
坂井市
中野重治墓所(太閤ざんまい)
撮影は2022年9月20日前後。
田んぼの中に浮かぶ島のような場所にあります。
福井県坂井市丸岡町一本田にあり、そこ出身の作家詩人中野重治とその家の墓所です。
アクセスや詳しい現地の様子などは別記事であります↓
専用の記事では中野重治や太閤ざんまいについての記述もありますので、そこらへんも詳しく知りたい方はご覧ください。
永平寺町
タンタン清水近く
永平寺町栃原の一角に咲く彼岸花の群生です。
撮影日は2022年9月20日前後。
若干つぼみが多かったです。
タイトルにある通りタンタン清水という名水の近くにあり、車で行く際はおそらくこのタンタン清水の駐車場に止めることになると思うので、一緒に見てみてもいいかもしれません。と言っても駐車場から彼岸花までの徒歩1分圏内の途中にあるので、嫌でも目に入ります。
タンタン清水については記事もあります。一緒に彼岸花についても紹介しています。アクセスもこちらに書いてあります。
下浄法寺畔
撮影は2022年9月20日前後。
下浄法寺の田んぼの畔に彼岸花の群生を確認できます。鮎街道沿いからも確認できる群生が所々あるので、車で走っていてもわかると思います。ただし、最近田園の改良か施設建設のために工事が入った様で、この畔自体も一部削られているようです。
おおい町
佐分利川
撮影は2022年9月25日前後。
佐分利川の河口付近から谷の方へしばらくずっとこの彼岸花が群生しています。
しかも写真の通り両岸にです。それはそれは圧巻でした。多分満開です。
あまり紹介されている所を見たことありませんが、なぜ紹介されないか、有名ではないのか不思議なほどの規模です。
結構長い距離なので、自転車で行ってみるのも良いかもしれません。
最寄り駅は、小浜線若狭本郷駅から徒歩10分。
小浜線沿線なのでアクセスしやすいです。
マップへ >>
海元寺
撮影は2023年9月30日。
見頃でした。主に参道の石段沿いに咲いています。古い石段と石碑、石垣、奥に見えるお堂と相まって美しい風景です。またこの海元寺のある父子区はどこを見ても彼岸花の咲いている場所です。畔や川沿いにも多く咲いています。
最寄り駅はJR小浜線若狭本郷駅から徒歩1時間。
大飯高浜ICから自動車で8分。
若狭町
無悪安楽寺
撮影日は2022年9月25日前後。
若狭町無悪。ここに安楽寺というお寺があります。このお寺に彼岸花が咲いています。
お寺に彼岸花が咲いているのはそんなに珍しい事ではありませんが、ここ安楽寺に咲いているという事が、ある一定の人間からしたら結構特別な事です。
なぜかというと、ここには「小野篁の墓」があるからです。別記事で詳しく見ています。
小野篁の墓と彼岸花の共演も・・・。
はす川、相田新開橋付近
撮影は2023年9月30日。
見頃。この辺りは川沿いや畔に多くの彼岸花が咲いています。向こうに見えるのは小浜線の橋梁です。なので、ここを選びました。小浜線と彼岸花を撮れる場所ではないでしょうか。もっといい撮影場所もあるかもしれません。
最寄り駅は、JR小浜線藤井駅から徒歩10分。
若狭上中ICから自動車で6分。
他、季節もの記事
彼岸花が終われば次は紅葉です。
他にも、季節ごとのまとめ記事があります。
彼岸花
別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」ともいうヒガンバナ。その他にも様々な呼び名がありますが、そのどれもが仏教や死にまつわるような名前ばかりです。それに加えて、異様な形と真っ赤な色、咲く時期がちょうど彼岸(あの世と近くなる期間)であり、墓場に生えているというイメージも合わせて、昔から怪しいや不気味など怖いイメージがあったようです。
しかし最近では、そんな負のイメージも徐々に払しょくされつつあり、白や黄色などの様々な色の彼岸花も話題になって、「美しい花」というイメージに定着してきました。
福井にもまだまだ知られざる名所があるはずです。
ぜひ探してみてください。
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