この記事は、登山もたまにする私が必要だと切実に感じた小道具を紹介します。
今回紹介するのは「小道具」です。つまり、服装や登山靴、帽子の登山用具や飲み物などといった必須アイテム以外に、個人的に必要なのではないかと思った、持って行った方がいいと思ったものを紹介します。
- 紹介する道具は、あくまで個人的に必要だと思ったものの紹介です。
- 商品リンクがありますが、個人的に気になったもしくは使用している物なので「こんなのもある」程度だと思ってください。自分に合った商品を探してください。
- 紹介する商品を使用しても、100%完全な対策がとれるわけではないので、責任は負いかねます。ご理解お願いします。詳しくはこちらの「免責事項」まで。
熊よけ鈴
熊よけの鈴は熊対策グッズとして山登りをするうえで、登山靴と同じくらい重要アイテムだと思っています。
また森のトレッキングや山の人気のない道を歩くとき、林道・山間の道・廃村など登山以外でも、必要なのではないかと思います。
「そんな道にも必要か?」と思うかもしれません。
以前私は熊に遭遇しました。それも山間の道どころか車も普通に通るような、外で人が農作業をしているような山間の福井県の某集落で遭遇したのです。
車も通り人もいる集落ということで、私は油断して鈴を持っていませんでした。クマも私もお互いの存在に気付いたのは、互いに姿が見えた時、20メートルくらいの距離でした。
その時はクマが逃げてくれたからよかったものの、その距離で襲い掛かってきたら終わっていたでしょうね・・・。鈴を持っていれば、熊が先に気づいて20メートルまで接近することはなかったかもしれません。
ここから、登山以外でも山間に行くときは鈴をつけるようになりました。
自分が使っているのは、王道の「ザ・鈴」と言った感じの鈴です。
音が透き通っていて、個人的に好きなだけです。
最近では、消音機能付きの鈴もあるようで、街中や山頂など人が多い所で鈴がならないようにすることもできるみたいです。以前登山したとき、同行人がこれを使っていましたが、持ち手当たりを引っ張るだけで消音・解除を簡単に出来ていました。
登山やトレッキングの最適な季節「行楽シーズン」は、熊が冬眠に入るために活発になる季節でもあります。最近は、熊の出没が多くなっている中、こういった予防が必要になってきそうです。
ヒル対策スプレー
山や森に入る者の大敵ともいえるのが、この「ヒル」ではないでしょうか。日本で被害が多いのはやはり「ヤマビル」でしょう。
あの見た目もそうですが、いつの間にか服の中や靴の中に侵入してきて、皮膚に吸盤で張り付き、吸盤についている歯で噛み付き1時間ほど吸血するなんて、恐ろしすぎます。
要は寄生されるわけです。最悪です。
それに今感染症が流行っていると、そういった人から人へ媒介する寄生・吸血系の虫は病気の面でも不安要素です。
彼等も必死で生きているのはわかります。ただやはり厄介なのです。
対策としては、塩とかアルコールが効くらしいです。ヒルは酸性を嫌い、アルカリ性を好むのだとか。塩水に浸したタオルを足に巻くという対策も良く見ますね。
ただ、今はヒル専用の虫よけスプレーなんてものも出ていますので、これを使うのが良いかもしれません。ちなみに私は「ヒル下がりのジョニー」なるものを使っています。
携帯電話落下防止紐
登山中に携帯電話(スマホ)で景色を撮ったり、道中の名所を撮影したりすることがあるかと思います。
その時毎回ひやひやするのですが、もし手が滑ってスマホを落としてしまったらということです。そんなことが起きたら大惨事です。
特に山は、水が流れているところが多く、泥に落っこちる可能性もあります。それはまだマシな方で(それでも充分絶望的ですが)、崖や尾根から景色を撮ることがあると、そのときに谷底へスマホを落としてしまったら終わりです。
その携帯電話(スマホ)落下防止用の紐があればいいなとずっと思っていました。
そしたらこんなのがあるんですね。
スマホの機種や使用しているスマホケースによっても落下防止の紐は変わると思うので、自分に合ったものを選ぶと良いと思います。
もしスマホケースやアイフォーンにストラップを付ける用の穴か輪っかがあれば、普通のストラップでもいいかもしれませんね。
今自分の持っているスマホの状況を考えて、損をしないように、それにあったものをしっかり見極めて行きましょう。
ジッパー(チャック)付き袋
ジッパー(チャック)付き袋。こちらはかなりな便利グッズだと思っています。
そう、食品などを冷凍保存するときなどに使うあれです。
山は天気が変わりやすいといいますね。もしザックの中にスマホやデジカメなどの機器類、他に濡れてはいけないものなど持ってきている場合、雨が降ったらとてもまずいです。そんな時のためにこの「ジッパー(チャック)付き袋」がもの凄く役に立つのです。
要は防水用です。
実は私、泊りがけの登山にも何回か言ったことがあり、テントで寝泊まりしたこともあるのですが、雨の中登山して、暴風雨雷の中テントで寝たことがありました。その夜、音楽を聴こうと持ってきていたウォークマンを取り出したら、なんと浸水して故障してしまっていたのです。絶望です。
それ以降、私は機器類や他の道具はジッパー(チャック)付き袋に入れて持っていくようにして、雨が降った登山でも濡れることなく快適な夜を過ごせています。
そんな体験談があるので、このジッパー(チャック)付き袋の重要性は身に染みています。
それに、防水以外でも小道具や食料をまとめられるので、かなり便利なアイテムなのではないでしょうか。
例によって、王道のジップロックを紹介しますが、他にもいろいろあるので探してみると良いかもしれません。
またジッパー(チャック)付き袋には、見出し下の写真にもあるような「押して留める型」と上の商品リンクの「スライド開閉型」があります。これはお好みですね。
日焼け止め
これは必要ない方もいるとは思いますが、私は推奨です。
山の日差しは異常です。標高が高くなるほど紫外線は強くなるのです。高い山に行くとわかりますが、肌で感じるほどに日差しの痛さが違います。これについては、ネット検索で調べてもらえば出てきます。
日焼け止めで熱中症対策はできないみたいですが、やっぱり男女共通して「シミ」は作りたくないはずです。私は嫌です。
日焼け止めに関しては、他のブログの方の方が詳しいと思うので、商品の紹介はしないでおきます。
紫外線について少し書いておくと、地上までくる紫外線にはUVA、UVBの2つがあってそれぞれシミやシワなど影響も違うみたいですね。また季節によってもUVA、UVBの量が違うらしいです。
UVA、UVBは別物なので、日焼け止めもそれぞれに合った「SPF」「PA」の2つの種類があります。どちらを選ぶべきかが重要なんですね。
【おわりに】なるべく楽しむことに集中できるように
今回紹介したのは、必須ではないかもしれないけど持っているべきなのかなと思うものを紹介しました。
まとめると以下のリストになります。
- 熊よけ鈴
- ヒル対策スプレー
- 携帯電話落下防止紐
- ジッパー(チャック)付き袋
- 日焼け止め
登山やトレッキングは、人間界から離れ自然の中へ足を踏み入れるので、それ相応の危険が伴います。そういった危険や懸念を、防止できるものは事前に対応しておいて、なるべく楽しむことに集中できるように準備することが必要ですね。
今回紹介したような小道具以外にもまだまだ役に立つ道具や便利グッズはありそうです。
こういった小道具で、なるべくリスクを減らして登山やトレッキングを楽しみましょう。
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