福井県

坂井市

新保の無縁供養塔 ~海難事故を今に伝える【坂井市三国】

福井県坂井市三国新保の端に供養塔がある。一体何の供養塔なのか。北前船で栄えた福井県坂井市の三国港。現在も現在も現役の漁港である。海運で栄えた町には人や船が集まってくるが、その分海難事故も多くあった。その浜に流れ着いた亡骸を葬ったという。かつての海運の町三国港の対岸の新保も、新保浦として北前船が行きかっていた。
美浜町

恋の松原古墳の伝説由緒、名前の由来が秘める意味【美浜町】

丹後街道の福井県三方郡美浜町内最西端。三方上中郡若狭町との境界付近に位置する場所に「恋の松原古墳」という史跡が存在する。そこは遠い古の、男女の悲哀伝説を言い伝える土地。由緒や伝説、なぜ「恋の松原」というのか名前の由来、近代の歴史などを見ていく。久々子湖との関係も言及。アクセスや最寄り駅も記載。
越前町

福井鉄道鯖浦線廃線跡 ~西田中駅から織田駅までの遺構【越前町】

福井鉄道鯖浦線とは鯖江駅から水落駅、越前町の織田駅を結んでいた路線。越前町内では、西田中駅跡、佐々生駅跡、陶の谷駅跡、陶の谷から樫津駅までの廃線跡らしきもの、織田駅跡のバスターミナルと駅前通りが名残を残している。どこにあるのか場所の簡単な説明も記載。山の線路跡や田んぼの真ん中で川に架かる橋台、橋梁跡などが点在している。
鯖江市

鯖浦線廃線跡サイクリングロード ~水落駅・名残や駅跡【鯖江市】

福井県鯖江市の鯖江駅から水落駅、越前町の織田駅を結んでいた路線に福井鉄道鯖浦線(読み方は「せいほせん」または「さばうらせん」)という路線があった。今でもその痕跡や名残が越前平井駅や川去駅跡、橋梁などいたる所に残っているので、今回鯖江市内に絞ってみていく。地図も掲載、現在の現地の様子を写した写真をメインに紹介する。
坂井市

幻の寺「灌頂寺」おはる狐の伝説 ~名残と灌頂寺水刎枠【坂井市三国】

三国港の九頭竜川対岸の福井県坂井市三国新保にはかつて一大寺坊があったとされ、その遺構が一つも残っていないことから幻の寺院と呼ばれている。今回この寺の痕跡・名残を見つけ、保育園に灌頂寺水刎枠跡があるのを発見。寺の森には狐の伝説も伝わっている。千坊を誇ったとし、開祖が泰澄大師で平泉寺や豊原寺と似ているような印象。
美浜町

菓子屋『甘泉堂』いもきんつば。地産を使った美浜の銘菓【美浜町】

地域の銘菓、福井県美浜町の御菓子司『青池甘泉堂』さんと美浜の銘菓「いもきんつば」を紹介。美浜駅からほど近く、徒歩3分、距離にしておよそ350メートルほどの場所にある。丹後街道沿いの郷市街並みにある。このさつまいもは地元美浜の新庄地区で採れたさつまいもを使っているという。アクセス、最寄り駅も記載。
勝山市

平泉寺の東尋坊屋敷跡と血に染まった井戸【勝山市】

東尋坊は福井県を代表する観光地であり名所。その名の由来は平泉寺白山神社とも繋がっている。福井県勝山市平泉寺地区少し恐ろしい言い伝えが伝わる。この悪僧伝説の「東尋坊」という僧は、平泉寺の僧の一人であった。今も東尋坊の痕跡である屋敷跡や井戸が残る。アクセスや最寄り駅バス停駐車場など記載。
若狭町

天徳寺になぜ四国八十八か所石仏があるかの伝説【若狭町】

瓜割の滝で有名な福井県三方上中郡若狭町天徳寺。この周辺にぜひ足を運んでほしい見所がある。馬頭観音堂の先にある四国八十八か所を巡る石仏群である。むかし起こった不思議なお話に由来する。なぜこの天徳寺に四国八十八か所の石仏があるのか。天徳寺の八十八か所石仏の伝説と由緒、現地の様子、行き方などを見ていく。アクセス最寄り駅など。
勝山市

不動滝と不動明王像 ~修験者の守り本尊【勝山市】

福井県勝山市北谷町谷の牛首道の先に、雄大に流れ落ちる滝がある。不動滝と言い、その傍らにはかつて平泉寺の修験者が守り本尊と祀っていた不動明王像が祀られている。自然の風景や昔の人々の遺産などを感じられる場所。不動滝の名前の由来や、不動明王像の由緒、何が書かれているか何時つくられたかなどを見ていく。アクセスや駐車場も記載。
越前町

細野脇谷にある溜池の祠と白蛇の言い伝え【越前町】

福井県越前町(織田町旧萩野村)細野の脇谷集落の中には、古くより大きな溜池があった。その溜池にはある伝説が伝わっており、現在もその伝説を伝える祠が残っている。現地の様子から実物として肉眼で伝説を目の当たりにすることができる。弁財天女八幡大菩薩の祠や広大な溜池、赤い鳥居などは特別な地を伝えている。
小浜市

小浜の名水「瀧の水」の言い伝え【小浜市】

小浜市の後瀬山の麓に湧き出る清水「滝の水」。その水は昔、京都天龍寺の僧策彦が遠い明の国へ持って行っても少しも味が変わらなかったそう。福井県小浜市浅間後瀬山の麓、小浜線や天満宮などを超えた先に瀧の水という清水がわき出ており、小浜にある名水の一つである。この滝の水の酒造りや町の人々を支えた名水の歴史や言い伝えを紹介する。
おおい町

加茂神社(納田終)と人身御供 ~白羽の矢が立った村~【おおい町】

白羽の矢。それは村の神から生贄に選ばれた少女の家の屋根に立つ人身御供の印。かつて日本の村で人身御供という風習があったとされる。福井県おおい町名田庄村納田終の人身御供伝説の伝わる土地を紹介。白屋とも書くそうだが、現地バス停は白矢だった。その由来はもちろん「白羽の矢」から来ているとされる。身ずしや祭りの名残も見ていく。
越前町

千足杉の由来と言い伝え【福井県越前町】

福井県越前町寺の山を越える県道104号線の真ん中に大きな杉の木と地蔵様が立っている。様々な話があるが、どんな場所で、なぜ道の真ん中に残っているのか。伐られなかった理由はこの木を伐るとたたりがあるという。心霊スポットと同視されているようで、「やばい場所」という噂が広まっている。しかし、この千足杉の重要な役割が見えてきた。
越前市

龍泉寺の新春祈祷法要 「龍の牙」御開帳と伝説【福井県越前市】

福井県越前市深草、第一関太平山龍泉禅寺。龍泉寺という名で親しまれている、禅の偉人通幻寂霊禅師を開祖として創建された曹洞宗のお寺。1月2日の新春祈祷法要と「龍の牙」御開帳の様子と、この宝物にまつわる伝説由緒、そして龍の牙を取り巻く龍泉寺や通幻禅師周辺の伝説を深く掘り下げて行く。アクセス最寄り駅バス停など記載。
勝山市

白山神社のお雪さん伝説 ~2つの災害と池に飲まれる娘たち【勝山市】

福井県勝山市鹿谷町西遅羽口に、氏神である白山神社が鎮座している。その一角に、お雪さん伝説が伝わる池の跡がある。お雪さん伝説とは、日照りが続く中ある娘が夜に取り憑かれたかのように家を出て池に行き、その池に飲み込まれたという伝説である。怪異とも人身御供とも取れるこの伝説を郷土資料と現地から見ていく。
敦賀市

立石・門が崎の地名の由来と祠 ~蒙古襲来伝説~【敦賀市】

福井県敦賀市敦賀半島の最北端に位置する漁村「立石」。敦賀湾の入口に集落を形成するこの立石区は古来より敦賀に多く伝わる蒙古襲来の時に重要な役割を果たした地という伝説が伝わっている。蒙古襲来伝説とは何なのか。地名にも関係するその伝説を現地の様子と共に見て行く。伝説の地と現在の状況など併せて見ていく。