美浜町

佐柿国吉城は登山か。合戦用難攻不落の山城の現在【福井県美浜町】

福井県美浜町。敦賀からの金ヶ崎の退き口や若狭武田の粟屋勝久、朝倉の戦でも知られ、連郭曲輪群や無数の石仏、当時の戦の痕跡なども見ることができる山城。所要時間を見ながら登山並みの道を行き、現在の様子を見る。
敦賀市

桜舞う岡山嶺南忠霊場 ~祟りの言い伝えから陸軍墓地へ【敦賀市】

福井県敦賀市に岡山公園という場所がある。桜の穴場名所でもある。古墳であるとも言われ、ここに生える木は切手はならないと言われており、狐の化かしの伝説もある。後に陸軍墓地となり、現在は忠霊場になっている。
高浜町

安土山公園と屍人が岳 ~若狭の姥捨て山伝説から桜咲く現代の姿まで【高浜町】

福井県高浜町和田地区の海側の安土山は、春には県内屈指の桜の名所となる。そんな山には姥捨て山の伝説が伝わっている。その話は県内に伝わる物とは違う、悲しみに満ちた姥捨て山の話。地元の方からこの安土山とはどんな存在なのか話も聞く。
越前市

池ノ上の弥平蛇池伝説と今も残る遺産 ~禅明院跡・龍の牙・小西家【越前市】

福井県越前市神山地区池の上に夜叉が池の龍神伝説に関わる話「弥平蛇池」の大蛇伝説がある。今もこの伝説の舞台や遺物が現存している。蛇池は現地にあり、遺物「龍の牙」は武生に。小西家跡ははっきりと残り、龍の牙を元所有していた禅明院跡もある。
越前町

小曽原西ノ宮の怪異。幽霊や狐の巣窟は今どこに【越前町宮崎地区】

福井県越前町旧宮崎村小曽原の小字に「西宮」という場所がある。越前陶芸村の辺りにあるといい、狐にだまされた話や気味の悪い怪異の昔話や言い伝えが伝わる曰く付きの場所。どこにあるのか現地の調査も兼ねる。
若狭町

若狭国造膳氏の墓?脇袋古墳群と膳部山のある王家の谷には何が眠っているのか

福井県若狭町上中脇袋に西塚古墳・上ノ塚古墳・中塚古墳・糠塚古墳が現存しているため聞き込みと調査を開始。膳臣が治めたとされ、膳斑鳩の古墳という説もある。膳部菩岐々美郎女の一族であり、聖徳太子と若狭地方の関係もささやかれる中、見過ごせない土地である。
あわら市

総社金津神社 ~御祭神や歴史をたどる~【あわら市】

福井県あわら市の金津神社はかつて大溝神社・春日神社と呼ばれ、継体天皇との関わりが深く腰掛石もあるという。福井大震災により町内の神社が一斉合祀された歴史を持つ。これを以て総社とする。
若狭町

浦見川と行方久兵衛 ~枡形の逸話に難工事の歴史【若狭町】

福井県三方上中郡若狭町気山と美浜にある浦見運河。水月湖と久々子湖を繋ぎ観光地の一部で、数え歌や歴史逸話も伝わる名所。誰が作ったのかというと行方(読み方は「なめかた」)久兵衛という奉行が作った湖の水量調整のための水路である。
大野市

荒島神社と山岳信仰 ~荒島岳仙人伝説と名前の由来【大野市】

福井県大野市佐開荒島岳は嵐間の別名からもわかる通り里人から畏れられてきた。山頂の祠に仏像、南無阿弥陀仏の石碑から信仰の歴史を物語る。物部氏と関りが深く、餐霧仙人が住んでいたともされる。
坂井市

三里浜陸軍演習場と兵舎跡地の石碑【坂井市三国新保】

福井県坂井市三国新保に陸軍演習場と兵舎跡地がある。鯖江三六連隊の演習場として使われたそうで、現地には石碑が建てられている。陸軍省石杭もあるそうだが、区が管理しておりどこにあるかは非公開。
福井市

柴田神社の由緒と北ノ庄城址の歴史 ~勝家・お市最期の地【福井市】

福井県福井市駅前に勝家とお市の最期の場所があり、二人の銅像も建てられている。パワースポットともされている。松平春嶽の扁額がある石碑もあり、入場無料の資料館や石垣あり、恋愛祈願などにもいいらしい。駐車場がなく、車なら近くの有料駐車場にとめるしかない。
高浜町

和田にある石碑「はったい地蔵」の由来と民話【高浜町】

福井県高浜町和田の町中にその石碑はある。一見どこにあるのか見つけにくいが、場所も記載する。地域の伝説から名前の由来を詳しくみていく。地域に慕われる石碑は伝承・習わしによって受け継がれてきたものだった。
小浜市

長源寺浦の河童伝説を尋ねて ~旧南川跡・小浜橋【小浜市】

福井県小浜市酒井の長源寺。その名のついた浦があったようで、そこには河童がいたという。その浦はどこにあったのか。名残をたずねて川の跡を探す。三の堀公園の石碑や橋の親柱、津島・清滝の港から名残を見ることができる。小浜市の河童伝説の現地へ赴く。
おおい町

尾内の石碑「祖伝大和尚書法華経碑」の言い伝え【おおい町】

福井県おおい町尾内集落内を横切る丹後街道沿いの空き地に石碑がある。何の石碑なのか。そして何が書いてあるのか。その謎の石碑を見ていく。法華経の石碑か。伝説では何かを埋めてあるとも。
福井市

福井城お角櫓(すみやぐら)の怪談と幽霊伝説【福井市】

福井県福井市福井駅前に残る福井城址には藩政時代の怖い伝説「怪談話」が伝わっており、今もその怪談の舞台となった場所が福井神社裏に残っている。石碑や石垣、堀、天守台がわずかながら当時の面影を残し、春には桜の名所となり多くの人々が行きかう。
小浜市

帯取らず明神(不帯取明神)の悲哀と戒めの伝説【小浜市】

福井県小浜市宮川地区新保区青野の里。ここに不思議な名前の明神様「帯取らず明神」が祀られているという。その由緒は、一人の少女のとても悲しい伝説。しかし、現代でも起こりうる話であり、これは戒めの伝説でもある。今回、その伝説と石碑、地籍などはどこにあるのか、現地の様子や地元の方の話を踏まえて紹介する。