【敦賀市】街中にある鉄道遺産・鉄道関係の見所を周回

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敦賀鉄道遺産巡り

福井県は敦賀市。この敦賀の町は、昔から「陸・海」「人・もの」の交通や運送において要の町でした。現在でもその流れは続いています。

その中でも、今回紹介するのは敦賀の陸の交通、「鉄道」に関する遺産や見所です。

近年、旧北陸トンネルや周辺の鉄道遺産などが日本遺産に認定されるなど、何かブームみたいなのが来ているようです。そのことから見るに鉄道遺産は、ただの近代の遺物ではなく「史跡」としても価値のあるものになってきています。

なので、敦賀にある鉄道に関することならなんでも取り上げてみようと立ち上げました。
取り上げるのは以下のようなものです。

  • 鉄道遺産
  • 現在も楽しめるの鉄道関係の観光地・見所
  • 使われている鉄道施設

鉄道関係なら本当に何でもです。

どんなに小さなものでも見つけたもの、実際に訪れたものは載せて行きます。(訪れたら更新)
「そんなものも?」というのもあるかもしれませんが、ご了承を。

遺産見つけ次第随時更新掛けます。


注意点
今回紹介する中には、今も使われている施設に遺産があったり、すごく地味で観光化されていないものもあります。そういったものは、いずれ取り壊される恐れがあります。
この記事で紹介されたものがすでに消滅している可能性もありますので、注意してください。
こちらの免責事項まで

鉄道遺産

敦賀港線とヤード

敦賀貨物線

敦賀駅から延びる線路はほとんどが取り除かれ、今では金ケ崎周辺のみで見ることができます。

この貨物線は明治15年に開通し、平成21年まで使われていました。
平成に入っても観光列車として使われたことがありました。

つい最近まで使用されていたので、まだ残ってはいますが、維持管理がされていないので荒廃しつつあります。

敦賀港駅

ヤードと言われる場所は、欧亜国際連絡列車の駅があった場所でもあります。

線路は残っていますが、現在でもつかわれている日本貨物鉄道の貨物ターミナルの中にあるので入ることはできません。

金ヶ崎宮絵行く途中でその全貌を見渡すことができます。しかし、冬以外は草が生い茂りあまりその姿を拝むに適していません。

貨物駅の名残はありますが、これが消えるのも時間の問題でしょう。観光化も考えられてはいましたが、市と貨物会社側は決裂した雰囲気になってますし、今後の動向が気になります。

最寄り駅は、JR敦賀駅からバスに乗り換え金崎宮で下車。
駐車場金ヶ崎緑地に広い駐車場が整備されてあります。

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敦賀港駅ランプ小屋

敦賀ランプ小屋2

こちらは金ヶ崎へ行く道の途中にあります。

説明板もちゃんとつけられていて、観光化されています。

その説明にも書いてありますが、明治15年に建てられた鉄道施設で、日本最古の建造物の一つだそうです。鉄道好き史跡好きにはたまらないものです。

敦賀ランプ小屋

一般公開されていて、中も自由に見ることができます。しかも撮影もできます。

中には、昔の写真や当時使われていたランプが置いてあります。
ランプは現在もゆらゆらと光っており、心奪われる気分になります。

敦賀ランプ小屋レンガ刻印

ちなみにランプ小屋のレンガには刻印がされています。これはレンガを作った職人が自分の製作物であることを刻んで残したものだといいます。まだまだいろんな刻印があるので探してみてください。

最寄り駅は、JR敦賀駅からバスに乗り換え金崎宮で下車。
駐車場金ヶ崎緑地に広い駐車場が整備されてあります。
開館時間午前9時から午後5時まで。
料金無料
年中無休

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敦賀港駅

敦賀ランプ小屋横

ランプ小屋の隣にあるこの建物が、貨物の敦賀港駅の建物です。

セメント工場専用線トンネル

セメント工場線トンネル1

金ヶ崎への参道の下に、トンネルがあります。

これは、天筒山の向こう側にあるセメント工場へと続いていたトンネルです。敦賀港駅から支線として伸びていました。特に関西方面へ輸送されていました。

現在は柵でおおわれていますが、当時の名残を伝える重要な鉄道遺産です。

金ヶ崎宮参道途中の愛宕神社の下あたりにあります。

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敦賀新港線の橋台

敦賀倉庫群線1

きらめきみなと館と旧敦賀港復元駅舎( 敦賀鉄道資料館 )の間に流れる、旧笙の川に残される橋台です。

敦賀新港線とは、今現存している金ケ崎付近の貨物線からさらに分岐して蓬莱町辺りまで伸びていた貨物専用線です。こちらの貨物線の名残は現在、ほぼすべてが無くなっています。

ただ今でも両岸に残る台の跡を昭和橋きらめきみなとから見ることができ、そこに確かに橋が架かっていたことを伝えます。

鉄道遺産の観光化でも大々的に記載されているわけではない物なので、今後また整備される時がきたらどうなってしまうか。

今見ておいた方がいいかもしれません。

最寄り駅JR敦賀駅バスに乗り換えて金ヶ崎緑地バス停で下車、徒歩3分
駐車場金ヶ崎緑地の方へ。

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敦賀倉庫群の支線跡と新港駅の痕跡

敦賀倉庫と支線跡

敦賀市蓬莱町。きらめきみなと館の西側には倉庫群があり、戦前の昭和8年(1933)に作られた倉庫もあって、ここも敦賀の一つの観光スポットではありますが、この場所にはもともと「敦賀新港駅」という視線が通っていました。

その線路の名残からか、上写真のような一直線の道となっております。

この新港駅は、元々金ヶ崎の方にあった貨物(旅客もあった)駅を、1932年(昭和7年)に新港という支線(側線)としてしたようです。

この支線は、前項の「敦賀新港線の橋台」以外ははっきりとした線路の痕跡は残っていませんが、当時の倉庫も現存しているので、その趣を感じることができます。

また、現在の「敦賀新港」という名前は、フェリーの港となっており、貨物も乗り扱いも金ヶ崎の方へ再び移っています。なので、ここ蓬莱町の倉庫は「旧新敦賀港駅」ということになりますね。(新旧どっちなんだ)

最寄り駅JR敦賀駅バスに乗り換えて金ヶ崎緑地バス停で下車、徒歩4分
駐車場金ヶ崎緑地の方へ。

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複線線路下の石積み

北陸本線小浜線下通路

敦賀駅と敦賀機関区の間くらいの場所に深川という川があります。

その川沿いに線路下を行く道が設置されています。ひょっとすると新幹線の工事が終わったときにはもうないかもしれませんが・・・

この鉄の板の足場を行くと、

北陸本線小浜線下通路の石積み

このような場所があります。

一部が石積みのような壁となっているのです。

その両端はコンクリートです。これは想像するに、もともとこの石積み壁の場所だったのを、現在の線路の数まであとの時代に拡張したものと思います。

つまりこの石積みは、もともとこの広さだったという歴史の遺構だと。そう思うのです。

敦賀駅から徒歩12分です。

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駅裏工場地の引き込み線跡

敦賀駅裏工業地の引込み線跡1

立派な橋が残っています。

かつて敦賀機関区あたりから延びていた支線です。
工場用の貨物線が引き込まれていたのでしょう。昔の空撮などを見ればはっきりと確認することができます。

敦賀駅裏工業地の引込み線跡2

敦賀駅から徒歩15分。

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東洋紡支線跡

東洋紡支線跡1

敦賀駅方面から線路沿いに敦賀機関区へ向かう途中、このような場所を確認することができます。

歩道に線路の跡が残っているのです。

かつて東洋紡へと引き込まれていた線路の跡です。

東洋紡支線跡2

この先の砂利道が線路の跡になります。

右へカーブしつつ、東洋紡へと入っていきます。

敦賀駅から徒歩15分。

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東洋紡支線の入口跡

東洋紡支線入口

東洋紡敦賀第一事業所の南に柱が二つ立っている場所があります。

ここから東洋紡工場内に線路が入っていったようです。

ちょうど線路一線分くらいの幅です。空撮を見ると、先ほどの支線初めからカーブしてここへ繋がっているのがわかります。

敦賀駅から徒歩16分。

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眼鏡橋

眼鏡橋

近年有名になった眼鏡橋です。

明治時代のものとされ、まだ今の北陸本線が福井まで繋がっておらず、敦賀(敦賀港)が終点だったころのものです。

敦賀の町がいかに重要地点だったかがうかがえる鉄道遺産であると思います。

現地に説明もあるので、詳しくはそちらでご覧ください。

敦賀駅から徒歩7分。

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現在も楽しめるの鉄道関係の観光地・見所

赤レンガ倉庫とキハ28

赤レンガと鉄道

明治38年に建てられ、企業の倉庫・軍の倉庫として使われてきて、現在は観光施設になっています。

中には飲食店やお土産屋などが入っていて、一番奥には戦前の敦賀の港や鉄道風景を再現した「ジオラマ館」があり、人気の観光施設となっております。

このジオラマ館では、欧亜国際連絡列車が走っていた時代を見ることができ、また映像での開設や日中夜の演出もされるなど敦賀の鉄道の町を知るためには重要な場所であり、敦賀観光の重点です。


また、倉庫の北側にはキハ28が置かれています。北近畿で走っていた「キハ28 3019」は解体がされそうになりながらも、和歌山県→アチハ株式会社と保存を経て、つるが鉄道フェスティバルで展示されたのがきっかけで、敦賀市が取得し現在保存されています。

国鉄色でのキハ28の保存ですから、鉄道ファンには人気でしょう。しかも、横の赤レンガと併せて時代を思わせるセットとなっています。

最寄り駅JR敦賀駅バスに乗り換えて赤レンガ倉庫バス停で下車。
駐車場北にあります
赤レンガへの入館は無料。ジオラマ館の入館料は大人400円、小人200円。

※時間や休館日、料金などは必ず公式サイトを確認してから訪れてください
公式サイト「https://tsuruga-akarenga.jp/

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敦賀鉄道資料館

敦賀港駅駅舎博物館

敦賀の金ヶ崎緑地と隣接して、敦賀港駅を復元した敦賀鉄道資料館があります。

欧亜国際連絡列車が走っていた頃の駅舎を復元しているみたいです。通りで何かレトロな雰囲気をかもし出しています。内観も木の階段が中央にあるので昔の駅舎っぽい感じになっています。

資料館なので、敦賀とその周辺に関する資料や歴史、模型などが展示されています。トワイライトエクスプレスの模型があり、それがなんともごついのです。

機関区時代のジオラマも少し置いてあったり、年表や実際に使われていた道具類、懐かしの鉄道車両写真など展示されていて、ここに来れば敦賀の鉄道の歴史をほとんど知ることができる場所になっています。

しかも、入館無料なのです。

最寄り駅JR敦賀駅バスに乗り換えて金ヶ崎緑地バス停で下車、徒歩2分
駐車場金ヶ崎緑地の方へ。
入館無料

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敦賀機関区

敦賀機関区

現在も使われています。

立入禁止の所へは絶対にはいってはいけません。

昔はトワイライトエクスプレスを牽引していたEF81があったのですが、最近はあまり見ないです。今でも見ることができるかは怪しい所です。

ただたまにですが、見たことない車両が留まっていたりします。

ここら辺は鉄道ファンの方が詳しいかと思います・・・。

敦賀駅から徒歩15分。

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まだまだ敦賀には鉄道遺産が多くありますので、今後も訪問次第更新していきます。

他関連

他鉄道関係の記事があります。



 

他、鉄道や廃線跡、鉄道遺構などの記事があります。
鉄道に関する記事一覧は以下へ

>>鉄道・廃線

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