基本的に福井県内の大蛇伝説、龍神伝説などを取り扱います。
また、白蛇や竜女などの民話や神社や祠の信仰、寺院に伝わる伝説なども扱います。

畝畦寺の御開帳の記録と創建の伝説~泰澄・龍神【あわら市】
福井県あわら市金津の廃村宇根にある畝畦寺で20年に一度の御開帳が行われた。読み方は「うねでら」。この寺は泰澄大師が開いたとされ、その由緒は竜神伝説・白山信仰に関わってくるものである。境内には六社神社もあり白山神が祀られている。寺の本尊は銅造千手観音像。神が持ってきたといわれる像である。境内の様子含め記録する。

朝日山不動寺の由緒・伝説と境内~人々を救う不動明王【福井県福井市】
福井県福井市木田地区の足羽山麓から少し上がった辺りに不動寺がある。福井の災いを封じるために始まり、眼病治癒の伝説へ続き、現在は節分の豆まきや厄除けの御祈祷などで有名であり、強力な厄除け招福、当病平癒などの徳がある。今回はその不動寺の境内と伝説を取り上げ、福井市を代表する不動寺の様子をお届けする。

八町岩めぐり~阪谷八町に伝わる巨岩巨石の言い伝え~【大野市】
福井県大野市阪谷地区八町には巨石巨岩がいくつもあります。それらは昔、経ヶ岳の山体崩壊でなだれ込んできた巨石群だと言われます。大野にはこういった巨石群が数多くあり、有名所もありますが、今回は少しマイナーな、八町の巨岩に関する言い伝え巡りをしていこうと思います。

麻那姫伝説~十文字長者・乙姫の言い伝えと雨乞いの人身御供の聖地【福井県大野市】
福井県大野市に麻那姫伝説という有名な伝説が伝わっている。村のために身を捧げ入水した麻那姫。現在は麻那姫湖や真名川といったように土地の名前にもなっており、地域には黄金の麻那姫像なども建てられ、地域でも慕われる存在。水神宮や十文字蛇淵はその聖地とされている。今回はそんな麻那姫伝説を見て行く。

岩屋観音(勝山市)の由緒伝説~大杉と体内くぐりを写真付きで【福井県勝山市】
福井県勝山市岩屋に岩屋観音がある。大杉で有名で岩屋の大杉や飯盛杉などがあり、奥には岩屋稲荷神社がある。近くにはキャンプ場もある。岩屋観音の歴史を見て行くとともに、現地の様子と岩屋観音周回を写真付きで紹介する。

白龍神社の言い伝えと御岩【福井県大野市穴馬村下山】
福井県大野市元穴馬村の下山に白龍神社という神社があります。この神社は何を祀っているのか。どんな言い伝えがあるのか。今回元区長さんにお話を聞くことができたのでその内容も併せて紹介します。

熊野神社(下三重)~由緒御祭神と毒蛇伝説【おおい町名田庄】
福井県おおい町名田庄三重の下三重にある神社。歴史が古く神社の境内が神さび、参道も長い。祭神や社由緒を見ていくと共にこの神社に伝わる毒蛇の伝説を見ていく。駐車場も近くアクセスは良い。

恩沢池の灌漑の歴史~名前の由来と石碑・龍神の祠【越前市】
福井県越前市神山地区池の上にある恩沢池。この池の成り立ちや歴史は水に苦労した神山地区ならでは。池の上には慶応の石碑や龍神の祠、鳥居などがある。この池の歴史と現地を見ていく。

青海神社の歴史由緒と青郷 ~御祭神・伝説【福井県高浜町】
福井県高浜町青郷にある神社で祭神は椎根津彦命。さらに皇女飯豊青海皇ともされる。青海の読み方は「あおうみ」だが現在は「せいかい」とも呼ぶ。禊池は知られており、皇女が禊をした場所とも、青葉山の蛇が落ちたところともいわれる。

池ノ上の弥平蛇池伝説と今も残る遺産 ~禅明院跡・龍の牙・小西家【越前市】
福井県越前市神山地区池の上に夜叉が池の龍神伝説に関わる話「弥平蛇池」の大蛇伝説がある。今もこの伝説の舞台や遺物が現存している。蛇池は現地にあり、遺物「龍の牙」は武生に。小西家跡ははっきりと残り、龍の牙を元所有していた禅明院跡もある。

亀が淵の言い伝え ~中名田の名瀑奇岩と聖なる深淵【小浜市】
福井県小浜市中名田地区の一番奥に亀が淵という名所がある。福井の一度は見ておきたい滝である。名前の由来とされる奇岩が散乱し、山奥の谷から流れ出る自然の風景。伝説では龍王の聖地ともいわれる。

荒島神社と山岳信仰 ~荒島岳仙人伝説と名前の由来【大野市】
福井県大野市佐開荒島岳は嵐間の別名からもわかる通り里人から畏れられてきた。山頂の祠に仏像、南無阿弥陀仏の石碑から信仰の歴史を物語る。物部氏と関りが深く、餐霧仙人が住んでいたともされる。

櫛川別宮神社の由緒祭神と大蛇が池の伝説【敦賀市】
福井県敦賀市櫛川に常宮と氣比神宮の別宮大明神がある。神社の御祭神や大蛇の伝説を紹介。大蛇伝説は人身御供の話で、かつては実際に特殊神事でそれを再現した御供祭りが行われていた。櫛川神明社とも言われた神社である。

和田の五輪塔「蛇塚」の由来と逸見一族との関係【高浜町】
福井県高浜町和田に蛇塚という室町時代ごろの五輪塔がある。今は移動してあるようで、どこにあるのか現地を訪ねる。蛇塚にまつわる伝説と若狭武田と対を成す逸見氏との関係も見ていく。

猪ヶ池の大蛇伝説と八大龍王のお堂【福井県敦賀市】
福井県敦賀市立石敦賀半島の東岸、敦賀原子力発電所のすぐ近くに猪ヶ池(読み方は「いのがいけ」)という大きな池がある。野鳥観察でも有名な場所。その名前の由来である猪之助の伝説や周辺施設の様子、アクセスなどを紹介する。また、伝説を伝える八大龍王のお堂も紹介。祟りをおそれる心は今も根付いている。

細野脇谷にある溜池の祠と白蛇の言い伝え【越前町】
福井県越前町(織田町旧萩野村)細野の脇谷集落の中には、古くより大きな溜池があった。その溜池にはある伝説が伝わっており、現在もその伝説を伝える祠が残っている。現地の様子から実物として肉眼で伝説を目の当たりにすることができる。弁財天女八幡大菩薩の祠や広大な溜池、赤い鳥居などは特別な地を伝えている。