我々、人間にとって一生ついて回る重荷。それが「人間関係」です。
そんな中でも、もっとも嫌になるのが、「嫌いな人間と関わること」です。
今回は、私が体験して来た「嫌いな人間」との思い出を紹介し、それと同時に私が行った対処法を紹介します。
いくつか対処をしてきましたが、最終的に一番気が楽になった対処方法を結果報告しますので、しばしお付き合いください。(結果報告だけ知りたい方は、目次から「結果:一番気が楽なのは」へ飛んでもらって構いません)
なぜ「嫌な人」が現れるのか
どんな職場でも、どんな学校でも、人とは必ずどこかの「社会」に属しています。
人は常に社会人なのです。
その「社会」にはどうしても一人は「嫌いな人」「いやな人」というものが存在します。
それは、相手側の性格の悪さかもしれませんし、自分と相手の両方の要因が合わさって起きる、要するに「相性が悪い」だけかもしれません。
いろんな人がいて「社会」は成り立っていますが、性格の違いというのはどうにもぶち当たる壁のようです。
私のは「相手の性格の悪さ」か「相性の悪さ」か、どちらだったか・・・。自分ではわかりませんが、とにかくまずは私の体験記をいくつか記していきます。
私の出会った嫌いな人
私は、中学校から以前の職場まで、社会で一人、嫌な人がいました。いくつかひどいのを紹介します。
中学時代「女子と陽キャに甘い!陰キャに厳しい!男教師」
どこの学校にもいると思います。
「女子に甘い」男教師。うちにもいました。
私が高校入試の面接練習か何かで集められたときの話です。
数十人ごとに教室を分けられて、その中で一人ずつ返事をさせられたのですよ。私は二番目だったんですけどね。明らかに1番目の前の女子生徒の返事よりも大きくはっきりと返事をした私を「やる気がないなら出ていけ!」といきなり怒鳴られたのです。
一瞬混乱しましたが、その状況は明らかにおかしく徐々に怒りが沸き上がり本当に出て行きました。
後に、他にもその場にいた先生にこの件について聞いてみたのですが、「そういうこともある」となんとも微妙な回答。私が悪かったのか相手が悪かったのか・・・。
そのあとも何回かその教師と面接練習に当たることがありました。
その時の対処は、次の章へ。
高校時代「陽キャ男女生徒とは友達!他生徒に理不尽&真面目教師をガン無視!男教師」
本当に教師か!?
と思うくらい、酷い人でしたね。
「陽キャ」つまりは、「イケてるキャラクター」の男子生徒・女子生徒とは友達か!ってくらいぺちゃくちゃ話していました。なぜここまで言うのかというと・・・
廊下のど真ん中で且つ大声でへらへら話しているのです。明らかに邪魔だしうるさい。こちらが通ろうと「すみません」と言っても、相手側は話しながらちらっと見て何も言わずによけるだけ。「なんでこっちが謝って、お前が謝るそぶりすらしないんだぁ!?」と心の中で怒っていましたね。
その後だいぶ月日が経ったある日、職員室に用があったのです。私の前に一人の陽キャの風貌(わかるもんです)をかもし出す女子生徒が入りました。「失礼します」って挨拶してないのです。
私はしました。「失礼します」って。
「おい!やり直せ!」
はあぁぁ!?と心の中で叫びましたね。なぜかって?
・前の女子生徒は挨拶してない。
・前回の廊下の件以外、その教師と全く面識ない。
思いっきり挨拶しなおして、別の真面目な教師に提出物を出し、戻っている途中。
その教師の机一帯で、その不良教師も交えて何人かの教師で話していたのですが。真面目な教師の話は目も合わせずガン無視。同じにおいのするような陽キャ教師の話だけ受け応えていたのです。
こいつは駄目だなと、そのとき何か切れたような感覚に陥りました。
その後、何回か顔を合わせる機会がありましたが、次の章で詳しくどう対処したか記します。
建設業「挨拶しても無視!社長以外ため口!オラオラ系ヤンキー中年男」
まあ、現業職にはいるんだろうなとは思っていました。もちろん他の人は、ちゃんと挨拶を返してくれるし、お世話というか色々助けてくれるのですが、その人だけは完全に上から目線でしたね。
明らかに他人を下に見る態度、ベテラン職人にもため口、他部署は「敵」という態度、何かあると他部署に怒鳴り込む。
幸い部署が違ったので、常に関わっているという感じではなかったのですがね。
まあ、これは私の性格と相性が合わなかったという方が大きな要因なのかなとも思っています。
製造業「ザ・不良!相方に毎日怒鳴るが自分はできてない系中年男」
これは、もう「人間の〇ズ」としか言いようがないやつでしたね・・・。
これも部署が違ったのですが、私がいた製造工程の横で作業をしていた人なんです。
とにかく毎回怒鳴り声が聞こえる。ただの怒鳴り声ではなく、もう喧嘩腰みたいな「ザ・不良」の、「叫び声」「吠えてる」と言ってもいいような内容と声。その人と一緒に仕事をしていた人は、いつもうつむき、気づけばいなくなっていました。
仕事ができる出来ない以前の問題です。
たまに私は、機械の異常があったとき、その横の機械に道具を借りに行くのですが、こちらが急いでお願いしても
「あぁ!?」と、ザ・不良の返事。
あるとき、私がいた工程の機長から機械の異常で「新人の子にあっちのあのシートを持って来させて」と言われ、その通り取ってきてもらいました。
その時、ザ・不良さんが「何勝手に持って行ってるんや!?」と私にキレてきます。それは「作業」ではなく「礼儀」だから新人の子の問題だろうと思いましたが、その新人の子は将来開発部行きの見習いだったので、直接言えなかったんだろうなと。その者の弱者の面を垣間見ました。まあ、確かに何も言わずに持って行ったのは、まずかったですねと新人の人と反省。
しかしその後、私が作業をしているとき気配を感じたので見てみると、こそっとその不良が、私の作業周りの道具を取って行っていたのです。
これに関しては、今思い出しても怒りが湧いてきますね(笑)
本当に。
それ以降の対処法を次の章で見て行きます。
私が行った対処法
中学時代は元気よく接してみた
中学時代のひいき教師には、こちらもやけくそでそのテンションに合わせました。
そうすると不思議なことに、普通に接し始めたんですね。まあ、他の嫌いな人よりは幾分かマシだったのでしょう。
ただやっぱり、陰キャは嫌いなんだなと思いつつ、どうせ卒業まであと少しだったので、その人と対面するときだけは、なるべくテンションを高く接するようにしていました。
そんなこんなで、そのあとは何事もなく卒業。完全に縁が切れたのでほっとしています。
ただ、非常に疲れましたね。私は陽キャタイプではないので、かなり神経を使いました。
ただ、この方法はうまくいくということは分りました。
高校以降はあからさまに避ける&「お前が嫌いだ」感を前面に出す
「陽キャ男女生徒とは友達!他生徒に理不尽&真面目教師をガン無視!男教師」・「ザ・不良!相方に毎日怒鳴るが自分はできてない系中年男」への対処法です。
この2つは、もう関わる気すら起きないほどに「嫌な人間」でした。
なので、ここで私がやったのは以下のことです。
すれ違いざまや何か接しなくてはいけない時に、あからさまに避けて嫌な顔&絶対に目を合わせない「お前が嫌いだ」感を前面に出す。
一部の人は、これを否定するでしょう。いろんな本でも、「苦手は人とうまく付き合う」なんて言うことをテーマにしていることが多いですが、そんなことで精神をすり減らして疲れていては、それこそ自滅します。
私は、もう相手を攻撃するほどにあからさまに「嫌い」雰囲気を出して、だけどおそらく相手からしたらほとんど気にしてないと思います。(気にしてたらそれはそれでおいしい)
これは、全く疲れませんでしたよ。むしろ相手を避けることが楽しくなってきます。
結果:一番気が楽なのは
結果、私が有効的だった方法は
あからさまに避けて嫌な顔&絶対に目を合わせない「お前が嫌いだ」感を前面に出す。
ということでした。
嫌いな相手をあからさまに避けるというのは、実質生物として正しい方法なんじゃないかとも思うんです。
ただ私が幸いだったのは、それらの嫌な人間が直接的にかかわる立場にいない事でした。だからこそ成功した対処だったのかもしれません。
※私個人の意見ということは前提の認識でお願いしたいので、場合によってはこれをやったことでさらに状況が悪化する可能性もあるでしょう。これは責任は取れないので注意してください。
自分でどうにかできるのならばまだ良い方です。いやな事なら自分でもなんとかなることもあります。
ただ今回の問題は対人関係ですから、自分だけではどうにもならないことが多いです。
一番いいのは、その環境から抜け出すことだと思います。
しかし、それができないのであれば、無理して相手と接して精神をすり減らし、余計なストレスをためるよりも、楽しく楽に自分の心に正直に、且つ直接ぶつかることのない、こういった方法があるということを頭の片隅にでも覚えておいてもらえると、少しは楽になるのではないでしょうか。
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