今回は彼岸花の名所を求めて福井県福井市東大味にやってきました。
この東大味といえば、明智光秀とかかわりのある集落として、「麒麟がくる」の大河ドラマがあったときは盛り上がりを見せていました。
今回、この福井市東大味が私の推しの彼岸花の名所なので紹介しようと思います。
彼岸花の名所情報はなかなか少ないので、この記事も参考にしていただけると幸いです。
東大味集落の田園に咲く彼岸花の群生
まず最初は、東大味集落へ入る国道238号線から見える彼岸花です。
写真が暗くて申し訳ないのですが、この田んぼの畔にある赤いものすべて彼岸花です。まるでこの東大味集落が彼岸花の群生地であることをあらわしてくれているかのように迎えてくれます。
田んぼのあぜ道に彼岸花が群生しているというのは、田舎ではよくある風景ですが、ここまで密集してきれいに並んで咲いているのは見ごたえがあります。
また、周りには田んぼや山、民家など控えめな色合いの風景に囲まれているので、彼岸花の濃い真っ赤な色がさらに映えます。
私は遠目で写真を撮影しましたが、近づいて遠近を強調し、ぼかすなどして写真いっぱいに彼岸花を入れるのもありですね。
これだけ多く咲いていれば、様々な写真撮影方法でいろんな構図の可能性ができます。花見だけではなく、そんな写真撮影という面でも楽しむことができる彼岸花の群生地です。
明智神社と彼岸花
集落の民家が立っている中に明智光秀の屋敷跡とされる場所に明智神社があります。その明智神社の後ろに彼岸花が咲いている箇所があります。
明智神社は大河ドラマ「麒麟がくる」でも有名になっています。
そんな明智神社の古い社と日本の集落特有の石垣と相まって、日本の風景を見ることができる、まさに「和」を感じることのできる魅力的なスポットになっております。
彼岸花だけでなく、明智神社の参拝も行えるので良い点です。
周辺の名所も合わせて巡ると面白いかもしれません。ひょっとしたら、まだまだ私が見つけられなかったようなところに、彼岸花が咲いているところがあるかもしれません。
ただ民家が密集する中にあるので、私有地には入らないように地元の方に迷惑が掛からないように気を付けなければなりません。
西蓮寺の彼岸花
仏の聖域にひそかに咲く
東大味集落の西側の山の麓に西蓮寺があります。ここもまた明智光秀に関する重要な場所であり、貴重な資料が伝えられているなど、村の歴史を伝える、古来から続く重要な集落のお寺です。
そんな西蓮寺境内にひっそりと咲く彼岸花があります。
境内は結構広く昔からの墓地や地蔵があります。隣は山になっていて、ひっそりとしている日本の集落にある寺院の風景がここにあります。
古い寺院の建物と周りの墓地などの雰囲気の中に、仏教と深く関わりのある彼岸花がひっそり咲いているので、小さな集落の確かな仏の聖域を現わしているように思える所です。
彼岸を象徴する花
西蓮寺の彼岸花は特に映えます。
周りには、まず山が近くにあるため特に薄暗く、周辺には墓地と西蓮寺のお堂があるため暗めの風景と厳かな空気が漂っています。
そんな中に3輪ほど真っ赤に咲いている彼岸花。
それはとても目立って、その風景に映えます。ただ彼岸花というだけあって、その色も形も寺や墓地の厳かな雰囲気とマッチして、どこかこの世ではない異界の雰囲気を漂わせる場所となっています。
まさに、あの世と近づいたような「彼岸」を象徴する風景となっていました。
花に歴史を想い馳せ
以上が、私のおすすめする東大味の彼岸花のスポットです。
こういった山間のひっそりとした集落には、まだまだ日本の原風景があります。
この東大味は、そんな日本の集落の形を今に残し、しかも明智神社や西蓮寺など歴史のある名所が存在する中に、彼岸花が咲いているというのは、なんとも魅力的な光景です。
そこに咲く彼岸花をみていると、数々の歴史に思いをはせることができそうです。
そんな昔ながらの彼岸花の日本風景を味わえる東大味集落に、一度訪れてみるのはいかがでしょうか。
基本情報
最寄り駅は、JR福井駅。京福バス西大味行きに乗り換え、東大味バス停を下車。徒歩5分程度。
アクセスは、県道25号線東大味内の交差点に「明智神社」の看板が現れますので、それに従って入っていきます。
駐車場は、東大味集落内の県道238号線沿いに明智神社無料駐車場があります。
クマに注意してください。
彼岸花の時期である秋はクマが活発化する時期でもあります。
この東大味集落付近の山ではクマの目撃が毎年のように報告されています。
なるべく民家が少ない所や、人気がない所にはいかないこと。名所や彼岸花だけに気を取られず、クマの対策もしっかりしてください。
他の彼岸花の名所もまとめで記事にしました。
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