福井鉄道の保存車はいくつかあります。今回は、福井市、越前市に点在する福井鉄道保存車を巡っていきます。
点在地は福井市下馬、越前市南中、越前市村国、越前市北府になります。
モハ161形(161-1)
かつて越前市村国にありました。今は茨城県の個人へ譲渡されたようです。
福武電鉄時代デハ20形として導入され、福井鉄道になりモハ60形と改称、後改造され、モハ161形となった。
wikiに詳しく載っています。
福井地震の震災電車としても知られています。
写真はまだ村国のKM鉄道資料館にあったころの写真です。
この道路は昔の南越線(廃線)でモハ161形(161-1)はその廃線跡沿いにあったことになります。
何だかこだわりを感じますね。
モハ161形(161-2)
福井市下馬公園に保存されています。
これもモハ161形(161-1)と同じ経緯で震災電車でもあります。
そのため福井地震の日には公開されていたり、たまにどなたかの主催で公開されたりすることもあるそうです。
現地には説明版もあり、この車両の歴史を知ることもできます。
この車両は福井駅の駅前電車通りを走行中に震災に遭い、全焼したということです。それから復活し、平成九年(1997)に引退。64年間も走り続けた車両です。
下馬公園は子ども達が集まるそれなりに大きな公園です。
モハ161形(161-2)も人気者です。
モハ120形
越前市南中の谷の集落にひっそりと静態保存されています。
個人所有です。
「さようなら120形」の文字が見えます。車両横には車両広告も貼ってあるままです。
120形は1950年に導入、2006年に全引退。
詳しくはwikiにあります。
200形
北府駅に保存されています。
1960年に導入、2016年に引退。wikiに詳しく書かれています。
所有は福井鉄道
北府駅鉄道ミュージアムのなかの一つとして保存されています。
晩年運用時代の塗装とは変わっています。初代の塗装になったようです。
終わりに
それにしても、最後の大型車と呼ばれた200形が引退し、福井鉄道は完全に路面電車っぽくなってゆきましたね。
福井鉄道と言えば私個人的には200形というイメージが強かったので、大型車がなくなるのは悲しいような気もしますが、これも一つの時代の流れ。
福井鉄道さんがしっかり保存してくれているのが救いです。
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