今回、私は福井県越前市粟田部の花筐公園周辺に足を運びました。越前市と言えばやはり「越前そば」です。この周辺にも開店前から行列のできる人気そば屋がいくつか軒を連ねています。
しかし、少し住宅街の中の方へ入ると、ひっそりとたたずむ店があったりします。
そこには知る人ぞ知る名店があります。
今回はその中で見つけた『より処』というそば屋に立ち寄ったので、紹介します。
そば『より処』
外観や場所
越前市粟田部の飲食店。軒先の趣のある看板が印象的な『より処』さんです。
民家の一部になっている感じですね。玄関にはたぬきさんが出迎えています。
花筐公園からは直線距離で600メートルほど離れているところにあります。
メインの大通りではなく、いっぽん住宅街に入ったところにあるので、何も調べずに行ってもおそらく見つけられないです。
内観
内観は防犯上あまり撮りたくないので、写真は無いので説明だけです。
店内の様子は「民家の感じを残しつつ食堂」という感じです。
席は、テーブル・お座敷・カウンターがあります。カウンターは使えるのかわからなかったです。
お座敷があるのはよかったですね。2組分あります。
メニュー表はテレビの横と厨房入口の上にあります。ただ、テレビの横の方にだけ料金が書かれているので、そちらを見た方が良さげです。
メニュー料金と「ワサビそば」
福井のそば屋なので、もちろん「おろしそば」があります。
「おろしそば」は600円。
その他に「そば付き定食」や「とろろそば」、「一品料理」などもありましたが、私はかねてより気になっていた「ワサビそば」を注文しました。
「ワサビそば」800円。
たっぷりのわさびに、大根おろし、ネギ、そして葉っぱは「葉わさび」か。そして蕎麦湯。
これは、なかなか辛そうでございます。そして、旨そうでございます。
蕎麦湯があるのも本格的です。
ワサビそばは福井ではなかなか品として出している店は聞きません。しかも、ここはただのわさびだけでなく、葉わさびまで乗っているので、珍しいのではないでしょうか。
ワサビそばの感想
その味は、一言で言えば「旨い」。
細かく言うと、
わさびの辛さは蕎麦に合う。
そばは堅めで噛み応えがあります。そして噛むほど蕎麦の香りが濃くなるので、本場の越前そばです。
わさびと葉わさびは当然ですが味が違います。同じわさびでの味の違いも楽しめる逸品です。
大根おろしも乗っているので、更に辛いか。しかし、越前おろしそばも一部味わえるという嬉しさ。
とにかく、辛いの好きな人やワサビ好きな人は食べるべきだと思います。
私は辛いの苦手ですが、ワサビ好きという謎体質なので、もの凄くおいしかったです。
また食べたいと思うほどです。
最後に、これは私個人のそばの食べ終え方ですが、
蕎麦湯を半分ぐらいそのまま飲みます。そのあと、そば本体を食べ終えて残った汁を蕎麦湯の中に注ぎます。混ぜます。そしてそれを食べます。飲むのではなく味わうのです。
これがまた旨い。
わさびそばの汁を蕎麦湯に注ぐ「ワサビそば湯」なんてここでしか味わえないのでは?
基本情報(営業時間、アクセス)
※2021年現在。店舗情報は、他サイトでも確かめてください。
営業時間 | 11:00~14:00、16:30~20:00 |
定休日 | 日曜 |
最寄りのバス停は、花筐公園前バス停、徒歩7分。
休憩を終えた後は、観光の続きと行きましょう。
>>紅葉の花筐公園へ ~能『花筐』と継体天皇ゆかりの地【越前市】
コメント