福井県内の石仏、木像、磨崖仏など佛道警は何でも取り扱います。
有名な仏像から、道にいる地蔵さんや観音さんなどにも伝承伝説や昔話が伝わっている場合があります。
長田寺~延鎮上人と坂上田村麻呂ゆかりの地・伝説と由緒【小浜市】
福井県小浜市中名田地区にある長田寺。田村薬師として有名な薬師如来が祀られている。開基は清水寺開基としても有名な延鎮上人であり、清水寺を建てた坂上田村麻呂は田村治めた人物でもある。そんな長田寺の伝説と由緒を見て行く。
青井のタモの地蔵さんの言い伝え【小浜市】
福井県小浜市青井の旧道に大きなタモの木がある。そこに地蔵さんや名号が書かれた石碑があり、一つの信仰的雰囲気をかもし出している。そこに埋もれる「タモの地蔵さん」と青井の地蔵に関する言い伝えを記していく。
三方石観世音の伝説~手足の木造・片手観音【福井県若狭町】
福井県若狭町。読み方は「みかたいしかんぜおん」、別名片手観音。その名の通り石に彫られている。普段は非公開で御前立があり、本尊御開帳は33年に一回。境内の写真と共に由緒・伝説を見ていく。
六体地蔵石仏について~宮代彌美神社鳥居前の石仏~【美浜町】
福井県美浜町に有名な彌美神社がある。その鳥居の前に謎の石がある。そこにはかすかに六体の石仏が見え周りにも石仏が並んでいる。これはいったい何なのか。今回この石仏について『わかさ美浜町誌』から見て行く。
土中出現大地蔵伝説~金津惣持寺にある地蔵尊のいわれ【あわら市】
福井県あわら市金津町内の惣持寺境内の山際に大きな地蔵尊が祀られてある。この地蔵は織田信長と一向一揆の戦いの遺物とされており、地蔵橋になっていたものだという。
地蔵橋の伝説~鯖江内北陸道と織田軍侵攻の歴史遺構【鯖江市】
福井県鯖江市鯖江市街地に地蔵橋という地蔵尊がある。今回この由緒と言い伝えを見ていく。かつて織田信長率いる軍勢が朝倉へ攻め入る時、ここ鯖江の長泉寺と争い焼き払った歴史があり、その一つの遺物。後に北陸道の橋となりこの名前が付けられたという。
大日孁神社に彼岸花~御祭神と石像5体を祀る祠【勝山市檜曽谷】
福井県勝山市北郷町檜曽谷にある。大日霊神社とも書かれる。大日孁の読み方は「おおひるめ」で御祭神は大日孁貴尊。山の麓に大きな敷地を持ち、一角に彼岸花が咲く。祠の中には5体の石仏が彫られていた。
花山峠の由来と伝説「母子供養地蔵・狐」そして謎の石碑【大野市】
福井県大野市乾側牛ケ原の美濃街道に花山峠(坂戸峠)という場所がある。福井市との境界近くのトンネル内にその象徴として地蔵尊が祀られる。乳出しのご利益があるとして信仰されてきた。その由来は残酷な伝説から来ている。
熊野神社の由緒~青葉山今寺登山口の謎のお堂と共に【高浜町】
福井県高浜町今寺の青葉山の麓、今寺登山口の道中に熊野神社と謎のお堂、そして陸軍省の石杭がある。熊野神社の由緒と御祭神。謎のお堂と今林寺について見ていく。ここはかつての葬送の道だったのかもしれない。
酒生の弁天さん~足羽川堤防沿いの祠と大木【福井市荒木新保】
福井県福井市酒生地区の荒木新保足羽川堤防沿いの田園に大きな欅があります。その麓に祠が二つあり、石仏や石塔が置いてあります。これが一体何なのか。調べます。
アイノカミ(丹生) ~数々の磨崖仏は海の神か【美浜町】
福井県美浜町丹生にいくつかの石仏や磨崖仏が点在している。この磨崖仏は「アイの神」と呼ばれるものといわれ、村によって田の神だったり海の神だったりする。わかさ美浜町誌を見ながらこの磨崖仏についてみていきます。
二ツ屋(今庄)に遺る北陸道の名残 ~一里塚・宿場・関所など【南越前町】
木の芽峠以北に今庄の二ツ屋。往還一里塚跡・制札場跡・御前水問屋跡など歴史の面から、墓や日吉神社など集落跡の面も持つ。明治天皇碑もある。然しその道は2022年の大雨水害によって崩壊していた。
池ノ上の弥平蛇池伝説と今も残る遺産 ~禅明院跡・龍の牙・小西家【越前市】
福井県越前市神山地区池の上に夜叉が池の龍神伝説に関わる話「弥平蛇池」の大蛇伝説がある。今もこの伝説の舞台や遺物が現存している。蛇池は現地にあり、遺物「龍の牙」は武生に。小西家跡ははっきりと残り、龍の牙を元所有していた禅明院跡もある。
陶の谷の死人坂に伝わる妖怪河童伝説と地蔵【越前町宮崎村】
福井県越前町旧宮崎村陶の谷、長岡グラウンドの近くに坂がある。この坂は「しんじんざか」と言われ、近くにはサンマイがあり、さらに河童に襲われるという話があるなど、かなり曰く付きの坂とされている。
安倍晴明が悪鬼を鎮めるために彫ったという地蔵菩薩【若狭町】
福井県若狭上中にある山内・南共同墓地に安倍晴明作の地蔵があるという。なぜここにあるのかの言い伝えと共に、非常にわかりにくい所にあったためどこにあるのかをここで記録する。
小野篁の墓と安楽寺 ~ゆかりの地と無悪の伝説【若狭町】
福井県若狭上中町無悪に閻魔の秘書小野篁の墓がある。なぜここにあるのかの伝説や言い伝え、流罪・嵯峨天皇・無悪善と地名の由来、念持仏の観音から紐解く。どこにあるのか、アクセスも記入。安楽寺境内の石造は古い物も多く、それらの記録や彼岸花も咲いていたので、現地の様子も記録。