野球に置いて、素振りという練習があります。そんな素振りをして「マメ」ができる人とできない人がいます。
私はマメができない人でした。
今回、もしマメが出来ない人がいるなら、この記事を授けたいのです。
私の過去の経験
「マメ」ができなかった私
私、少年時代、6年間野球してました。
私は全然マメができませんでした。
めちゃくちゃ素振りさせられました。家でも素振りはしてたんですけどね。
「マメができないのは、素振りが足りないから、努力が足りないからだ」
なんて、言われてました。
大振りしないために壁に寄って、インコースアウトコース、ストライクゾーン9分割を考えて、素振りしてました。ピッチャーの投げるイメージもして。
それでも、マメはできませんでした。
それで、努力の足りなさを叱られていました。
「マメ」ができる人
部員の同級生の中には、どうやったらそんなにできる?ってほど、マメだらけな人もいました。
たしかに、実際その人はすごい練習熱心で、努力していたと思います。
しかし、「手のマメ」なんかで努力の量を誉められ英雄視され、みんなの手本とされ、逆にマメができない私は
「あれぐらいマメができるほど素振りしろ」
などと叱られました。
私の愚行
まだ純粋だった私は、「なんでマメができない」と思いつめ、素振りすると多少擦れる所は固くはなるから、それをつまんで、自分で無理やりマメが破れたみたいに傷つけていましたね。
今思えば、馬鹿なことをしてたなと思います・・・。
マメができやすい人、出来にくい人
マメができやすい人、出来にくい人というのはあります。こればかりは体質の問題があるので仕方ないことなのです。
皮質、手の形、骨格の問題もあるでしょう。
だから、全くの同じフォームで同じ数だけ素振りをしても、マメができる人とできない人はいるのです。
「マメ」なんか努力の勲章でも何でもないということです。
野球の偉人たちは…
イチローは、
素振りで手にマメができるのは二流選手だ |
とこう言ってます。
ただ、マメだらけとの証言もありますね。
長嶋茂雄は、
マメができるのは余分な力が入っているから。握る力はバットコントロールできるだけでいい |
といいます。
松井秀喜は、
無駄な力が入っているからマメができる。理想的なフォームならマメはできない |
といいます。
長嶋茂雄の教えを継いでいるものと思います。
この方たちも、過去にやたら重いバットをもって、かなり過酷な練習していたようです。そのときは手が「血マメ」だらけでひどいことになっていたようですが・・・。
それをしたところで、何がうまくなると思いますか?
数だけの素振りをして何になる?
私もたしかに、1000回素振りなんて、練習でやりましたね。(こんなの練習でも何でもないけどね)
家に帰って、プラス何百回して。
質なんて何も考えず、ただ1000回という回数を目標として、むやみに振り続けましたね。
それで、どうなるのでしょう?
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崩れたフォームが身に付くだけじゃないか。
素振りは何のためにするのか
素振りを何のためにするのか考えてみましょう。
フォームを確かめ、イメージし、正しいものを身にしみこませるのが「素振り」なのです。
そのために何回もやるんです。
回数を目標にしたって、全く意味のないことだと。
「○○回しろ」といわれ、数を目標にして、やればやるほど、重いバットを持つほど、そりゃ「マメ」はできるだろうけど。そんなんじゃ意味ないだろうなと。
途中からわかったのです。
おわりに
私はそんな根性論が、すべておいてに根付いていた「野球」自体。嫌いになってしまいました。
私が野球に合わなかったタイプだっただけなのかもしれませんが・・・。
しかし、マメができる人はできるし、出来ない人はできない。
マメができることだけが正しいことじゃないし、努力の手本でもないし、野球の手本でもないということは分っていただきたいです。
ただ、唯一「悪いこと」だと断言できるのが、
こんな理不尽な根性論のせいで、野球を嫌いになる人がでてくることだ。
そのスポーツを続けて、上手になるためには、「好き」という思いが一番大切なんだと思うのです。
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