怪異・怪談

福井県勝山市片瀬に「片瀬の大岩」というものが存在している。それは怪談とも怪異ともとらえられる県内でも随一の不気味な伝説である。この伝説にはさまざまな言い伝えが伝わり、小人伝説、大男伝説などその一つ一つが謎、不気味さに包まれている。この大岩の現地の様子も見ていく。

福井県おおい町名田庄三重山田に伝わる怪物の伝説。峠を通る人を殺したという怪異。「王大将」とも言われる。今でも石碑が残りその伝説を偲んでいるというので、集落の人にも聞き込みをし、その所在や実際に伝わる話などを調査する。

福井県越前町旧宮崎村小曽原の小字に「西宮」という場所がある。越前陶芸村の辺りにあるといい、狐にだまされた話や気味の悪い怪異の昔話や言い伝えが伝わる曰く付きの場所。どこにあるのか現地の調査も兼ねる。

福井県福井市九十九橋。心霊スポットとか怪奇現象とかでなぜか有名な橋だが、その元となる話の一つが柴田勝家の怨霊、首なし武者行列の怪談伝説だろう。かつて九十九橋から現柴田神社のある祠を行列が歩いたという伝説である。今回、その伝説の舞台を尋ねる。

福井県福井市福井駅前に残る福井城址には藩政時代の怖い伝説「怪談話」が伝わっており、今もその怪談の舞台となった場所が福井神社裏に残っている。石碑や石垣、堀、天守台がわずかながら当時の面影を残し、春には桜の名所となり多くの人々が行きかう。

福井県越前町旧宮崎村の小曽原と江波の境界にあたる峠に恐ろしい言い伝えと怪奇談がある。それは古くから伝わる怪異の伝承に限らず、つい最近まで騒ぎにもなった怖い言い伝えがあった。天狗の話と「天保の飢饉」餓死者の墓の話である。怪異の言い伝えを見ていくと共に、現地の現在の様子や宮崎小学校本校と集落など周辺の位置関係も見て行く。