福井県小浜市の観光の要の一つとして、町の西側にある歴史的町並み保存区域でる小浜三丁目(西組)区間があります。昔の町屋が立ち並び、蓬嶋楼は明治昭和の建築を見ることができる観光スポットです。
今回はこの周辺の町の様子を見ていきます。
どこにあるか
福井県小浜市の飛鳥・香取に続く町並みです。
小浜駅の西奥にあり、駅からだとそれなりの距離があります。小浜の町の西端という感じの所、山の谷にあります。
ただ、駅からでもずっと見所が続いているので、いろいろ見ながら周回できるコースとなっています。それが小浜のいい点ですね。前回記事で取り上げましたが、
この記事通り、駅からちょうどいい距離に観光地が整備されました。
さて、その様子を見ていきます。
歴史的町並み
かつて町人の町だったこの区間の町並み。歴史の古い建築が残っています。
昔は旅館や料亭などが多かったそうですね。
かつてはいくつかの町に区画分けされていて、後に紹介する蓬嶋楼さんのお話によると柳町ともよばれる区間もあったといいます。「柳町」とは、要するに、遊びのお店が並ぶ街だったようです。
まあ中心街みたいに賑わっていた場所なのでしょうね。
蓬嶋楼の感想
はい、そんなわけで「蓬嶋楼」さんです。昔は料亭だったようです。
ここは中を見学することができました。
中の写真は撮っていませんが、本当に古い建物で明治時代の物だそうです。そしてところどころ昭和初期の建築要素もあって、説明もありましたが、硝子などが注目ポイントらしいです。
中は案内の方と一緒に説明を受けながら見てまわる感じでした。
神棚?は立派です。2階も案内されます。先ほどの柳町の話とか硝子の話とか、他室内の細かな様式など説明を受けられて、結構内容が濃いです。
都に出ずともここで歴史建造物を堪能できます。
※現在も見学できるか、当時の状況と変わっているかもしれませんので、事前に他サイトでも確認お願いします。
庚申堂
さて、蓬嶋楼さんを出て北上すると、左手に鳥居が見えます。
この町の配置は、某神宮のある街並みを思い出しました。私だけかもしれませんが。
でもこの鳥居は気になります。
「庚申堂」でした。
庚申堂とはその名の通り、庚申さんです。干支ですね。青面金剛が本尊だそうです。
庚申なだけに身代り申が凄いぶら下がっています。
歴史的町並みにもたくさんぶら下がっていました。この庚申堂の信仰によるものだったのでしょう。
お堂にはしっかり「庚申堂縁起」の説明板があります。素晴らしいですね。
遡ること慶安二年(1649)に藩重臣の内室が子の武運無病息災を祈願したことに始まるそうです。
歴史古いんですね。街並みを歩いていてもその存在感があるはずです。
小浜に来たら是非この町一帯を歩いてみてください。
アクセス
最寄り駅は、JR小浜線小浜駅から徒歩17分。
駐車場は周辺にはないので、小浜公園駐車場から徒歩2分程度で町並みに入ります。
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