有名な神社(一ノ宮や二ノ宮などの大きな神社)から、各村で崇められている小さな神社まで取り上げます。寺院は、取材兼ねて様々な伝説と共に紹介します。
名前の由来や歴史由緒、神社仏閣に伝わる逸話伝説も紹介し、様々な神社仏閣のつながりも見出していきます。
高浜町 小浦八兵衛狐の伝説とお竹狐~城山に棲みつく二匹の狐と三の丸稲荷【高浜町】
福井県高浜町の城山は、明鏡洞などの景勝地であり、展望公園などがあり、観光化もされています。そんな城山には古くから小浦八兵衛という狐が住みついていたといい、逸見氏の時代からの狐と言います。また別で、お竹狐と言う狐もいて、この狐は恐ろしいほど美しい女性に化けていたのだといいます。今回はこの二匹の狐の伝説を記録し、この伝説を感じられる、城山にある三の丸稲荷へと足を運びます。
鯖江市 長泉寺に今も残る二つの白山神社~水落白山神社・長泉寺白山神社【鯖江市】
福井県鯖江市にかつてあった長泉寺三十六坊。そこには白山信仰があり白山神社があったというが、周辺には現在でもその名残とされる白山神社が残されています。一つは長泉寺山内にある水落白山神社。一つは長泉寺の家々の中にある長泉寺白山神社。この二つの白山神社は、かつての長泉寺白山信仰の息吹を感じる神社となっています。
鯖江市 長泉寺三十六坊唯一残る中道院と奥の院白山神社【鯖江市】
福井県鯖江市の西山公園もとい長泉寺山の麓には中道院という、すりばちやいとで有名な寺があります。そこはかつての玉林寺三十六坊の唯一の現存するお寺だとされています。そしてその奥、長泉寺山の麓には奥の院の白山神社があったとされているのです。その白山神社跡は現在でも石碑が立っており見ることができます。今回はそんな白山信仰の跡を見ていこうと思います。
大野市 菖蒲池の千疋狼伝説と白山神社【福井県大野市】
福井県大野市菖蒲池には狼伝説が残っています。その内容は千疋狼(せんびきおおかみ)の典型で、全国に類似する伝説が残っていると言います。この地の孫右衛門伝説はその流れをくむものです。
敦賀市 今橋の人柱伝説~真禅寺に安置されている人柱【敦賀市】
福井県敦賀市に伝わる人柱伝説。これはとても人道的で穏やかな優しい人柱伝説である。そしてその人柱は現在も目にすることが出来る。人柱を見ることが出来るのはなかなかあるものではない。人柱の舞台となった今橋の現在と、今に伝わる人柱を安置する真禅寺を訪問する。
福井市 人橋地蔵と唯宝寺の人柱伝説~金丸長者の森田石盛の人柱【福井市】
福井県福井市旧森田町石盛に人橋地蔵という地蔵があり、また今立の定友に唯宝寺がある。これはかつて金丸長者という人柱伝説のあった名残であるという。旅の僧と石丸という子どもが人柱になったという。石丸は悲運の子供であった。人橋地蔵は現地に残り、今もその伝説を伝えている。今回はその伝説について見ていく。
福井市 九十九橋の人柱伝説と人柱の柱・礎石から幽霊の言い伝えまで【福井市】
福井県福井市に九十九橋という橋がある。かつて半木半石でかかっており、柴田勝家の亡霊伝説もあり心霊スポットとの噂も現代まで伝わる。さらにもう一つ幽霊の話がある。それがこの九十九橋に伝わる人柱の霊ともされる。実際に柴田神社や安養寺、西光寺で人柱の柱や礎石であったとされる遺構を見て行く。
小浜市 小浜城の人柱伝説と組屋地蔵~京極氏・酒井氏の城跡と組屋六郎左衛門【小浜市】
福井県小浜市に小浜城がある。そこにはかつて人柱が立てられたという伝説があり、今でもその人柱の地蔵が城に祀られている。今回は城跡、天守、石垣と共に、人柱伝説そして組屋六郎左衛門と組屋家について探っていく。
あわら市 畝畦寺の御開帳の記録と創建の伝説~泰澄・龍神【あわら市】
福井県あわら市金津の廃村宇根にある畝畦寺で20年に一度の御開帳が行われた。読み方は「うねでら」。この寺は泰澄大師が開いたとされ、その由緒は竜神伝説・白山信仰に関わってくるものである。境内には六社神社もあり白山神が祀られている。寺の本尊は銅造千手観音像。神が持ってきたといわれる像である。境内の様子含め記録する。
福井市 朝日山不動寺の由緒・伝説と境内~人々を救う不動明王【福井県福井市】
福井県福井市木田地区の足羽山麓から少し上がった辺りに不動寺がある。福井の災いを封じるために始まり、眼病治癒の伝説へ続き、現在は節分の豆まきや厄除けの御祈祷などで有名であり、強力な厄除け招福、当病平癒などの徳がある。今回はその不動寺の境内と伝説を取り上げ、福井市を代表する不動寺の様子をお届けする。
敦賀市 大椋神社の御祭神・由緒と青いムカデの言い伝え【敦賀市】
福井県敦賀市大蔵に大椋神社という神社がある。読み方は「おおくら」神社。敦賀でもかなり重要な神社であり。敦賀郡四方鎮護の社でもある。地域に伝わるムカデの伝説もあり、神の使いとされている。この地域でいかに大切にされているかわかる。また境内には防空壕が存在する。
敦賀市 袴掛観音の伝説と金前寺の近代史から本尊の歴史秘話【敦賀市】
福井県敦賀市金ヶ崎町に金前寺がある。袴掛け観音(読み方は「はかまかけかんのん」)の伝説で有名で縁結びの御利益があるともされている。今回は許可をいただき、お堂内や仏像の写真を撮影掲載させていただけることになったので、写真と共にお寺の伝説と近代の壮絶な歴史、十一面観音の秘話、信仰の痕跡などを見ていく。
敦賀市 古田刈の火葬場で行われる狐の化かし~岡山の稲荷の狐~【敦賀市】
福井県敦賀市古田刈にとある狐に化かされる言い伝えが残っている。それはその地域の火葬場付近で起こるとされ、その狐の住処は近くの岡山にある稲荷神社であるという。今回はそんな稲荷神社と火葬場跡を巡り、言い伝えの聖地を訪ねる。
小浜市 椎村神社(若狭)の御祭神由緒と王の舞について【福井県小浜市】
福井県小浜市の若狭という地区に椎村神社がある。自然豊かで巨木の痕跡が見られたり、古い階段があったりと歴史と自然を感じる神社である。王の舞が有名な神社であるが、その王の舞はほかの若狭地方の王の舞とは少し違う。またこの神社と地区の歴史的関係も奥が深い。今回は神社と地区の歴史、王の舞についてみていく。
大野市 麻那姫伝説~十文字長者・乙姫の言い伝えと雨乞いの人身御供の聖地【福井県大野市】
福井県大野市に麻那姫伝説という有名な伝説が伝わっている。村のために身を捧げ入水した麻那姫。現在は麻那姫湖や真名川といったように土地の名前にもなっており、地域には黄金の麻那姫像なども建てられ、地域でも慕われる存在。水神宮や十文字蛇淵はその聖地とされている。今回はそんな麻那姫伝説を見て行く。
勝山市 岩屋観音(勝山市)の由緒伝説~大杉と体内くぐりを写真付きで【福井県勝山市】
福井県勝山市岩屋に岩屋観音がある。大杉で有名で岩屋の大杉や飯盛杉などがあり、奥には岩屋稲荷神社がある。近くにはキャンプ場もある。岩屋観音の歴史を見て行くとともに、現地の様子と岩屋観音周回を写真付きで紹介する。
